存在のコミュニケーション力

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「博士の記憶は80分」っていう創造的な設定の中で、博士と家政婦とその息子のお互いを尊重し大切にしていく関係が構築される過程を描く。文章がとても美しい。

この本のポイントは、ルートとよばれる息子。博士と家政婦だけの時には、記憶が限られていて扱いがちょっと難しいおじいさんとその家政婦というだけで、それ以上のことはないのだが、そこに「11才の息子」という存在を介在させたことにより、急に博士の態度が変わり、息子を通じて彼が見えてくるようになる。ルートはその存在だけで、博士とのコミュニケーションの壁を打ち破り、家政婦との三角関係を築くきっかけとなる。

「子供」って不思議な存在である。
私は犬が大好きだが、場合によっては、ペットもルートのように、ただそこに存在するだけで、2人の大人の壁をあっさりと打ち壊すっていう存在になりえたりする。
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子供やペットがもっているのに大人が持ち合わせていないこのコミュニケーションパワーっていうのは何なんだろう。
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# by yokopw | 2006-02-14 23:10 | communication  

Jodie Foster



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In this modern retelling of a classic urban legend, a mother finds herself at odds with a unremitting flight crew and her own sanity when her daughter vanishes in the middle of a flight, with only a few clues left behind. She must now challenge the boundaries of her will and her mind in her desperate search.

一般公開前のプレミア試写会のチケットをもらい六本木ヒルズに見に行った。
印象的だった。映画にではない。Jodie Foster本人を見てである。
10分程度のインタビューだったが、彼女の知性は十分感じられたし、女優としてのプロ意識のようなものも伝わってきた。戸田奈津子さんが通訳にはいっていたが、Jodieの2-3言に対して、ひじょーに流暢に前後の文脈を含めて20-30言くらいにして通訳しているのに驚いた。
そういえば、田中角栄の通訳をしていた大学の先生が、講演の最初に「うー、あー」だかなんかどうでもいいことを言ったのを"Ladies and Gentlemen"って訳をしたとか何とか言っていたっけ。
加えて、そこにはホリエモン、他何人かの芸能人が呼ばれていた。
その時はまさか、その3-4日後、彼が逮捕されるとは思いもしなかったが・・・
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# by yokopw | 2006-02-14 22:48 | 映画  

Munich/ ミュンヘン

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★★★★

During the 1972 Olympic Games in Munich, eleven Israeli athletes are taken hostage and murdered by a Palestinian terrorist group known as Black September. In retaliation, the Israeli government recruits a group of Mossad agents to track down and execute those responsible for the attack.

スピルバーグ監督最新作、ミュンヘンを公開初日に見に行った。
ミュンヘンオリンピックでイスラエル選手団が殺されるという事実は知っていたが、その後、イスラエル秘密警察のモサドが復讐のため暗殺犯を個々に殺していくということは知らなかった。
ストーリーはシンプル。事実を基に、淡々と進んでいく感じだが、映像はかなり残酷。

ユダヤ人であり、シンドラーのリストなどを製作しているスピルバーグだからこそ作れた映画だと思う。イスラエルではこの映画について、パレスチナ寄りとの批判も多いらしい。イスラエル政府はきっとモサドが暗殺犯を秘密裏に始末していたということもあまりオープンにしていないのであろう。

巨匠監督が映画を通じて発する「復讐からは何も生まれない」という強いメッセージが世界に与える影響は大きいだろう。そうあってほしい。
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# by yokopw | 2006-02-12 21:31 | 映画  

Sue/update 1

Heard the news that Sue (mentioned before) is in very good spirits, is feeling upbeat and looking to beat this thing! Yesterday she had her first chemo which she shall receive on a weekly basis while she continues to work as much as she can.
Can easily imagine that Sue is saying "I will beat this thing!!" with a big smile. Such a brave woman she is! I really respect her attitude and wish her recovery!
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# by yokopw | 2006-02-12 18:56 | communication  

Mystic River

★★★★


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During a summer in 1975, Dave Boyle and two friends, Jimmy and Sean, are playing on a sidewalk in Boston when Dave is abducted by two men and subjected to sexual abuse over a period of several days. Eventually escaping, but haunted into adulthood by his trauma, Dave becomes a primary suspect when Jimmy's daughter, Katie, is found murdered. Sean, assigned to investigate the crime, finds himself facing both demons from the past and demons in the present as the circumstances surrounding Katie's death are uncovered.


迫力ある演技でぐいぐい引き込まれる。
特にクライマックスで、幼なじみのDave(Tim Robbins)が自分の娘を殺した犯人と勘違いしたJimmy(Sean Penn)がDaveを街外れの質素なバーに連れ込み、一緒に飲む所は、いつ拳銃が抜かれるんだろうとハラハラドキドキ。
だが!終わり方が何とも納得いかない!!Jimmyは無罪のDaveを勘違いして殺し、それを刑事Sean(Kevin Bacon)は早まったなと逮捕もせず放置。これではあまりにDaveが可愛そうじゃないか!!確かに彼は幼少期の性的虐待のトラウマから逃れられず、犯人だと勘違いさせる行動をとった責任はある。が、殺さなくても…と怒り心頭。

が、待てよ!これはいつ出来たんだ?? → グーグってみた!これはイラク攻撃に反対して作られた映画だったんだ!! Daveはイラク、自力救済でDaveを殺したJimmyはアメリカ、そしてSeanはフランス・ドイツといった視点でみれば納得。この怒り心頭な現実が国際社会だったんだ。現実と分かった瞬間、怒りが冷めて納得している。これって、私の感覚が諦めて、麻痺しているってこと? もっと国際社会の現実に怒っていないといけないんじゃないかって認識させられた。

映画としては、製作の背景や俳優から推測すれば、反イラク戦争を訴えた映画というのがわかるが、映画の最後に一言、メッセージ性のある言葉があってもよかったんじゃないかって思う。
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# by yokopw | 2006-02-12 18:24 | 映画  

PR コンサル

日本においてはまだあまり馴染みのないPR業界だが、アメリカでは1930年代、大恐慌を立て直すために台頭したフランクリン・ルーズベルトが労働者よりの政策を展開することに危機感を感じた大企業が、イメージアップをはかるために“public relations”に気を遣うようになり始めた頃から、多くのPR専門のコンサル会社が設立される。
1990年のイラク湾岸戦争の際、イラク軍侵攻の惨い状況をアメリカ公聴会で証言した15歳のクウェートの少女が、実は在米クウェート大使の娘で、大手PR会社ヒル&ノートン社に仕組まれた情報操作だったというスキャンダルで、日本でもPR業界についての認知を高めている。これは湾岸戦争終結後、ニューヨークタイムズの報道により発覚。この事実を知って以来、“public relations”に興味を持ち始めた。
1990年代のコソボ紛争。"ethnic clensing"という言葉とともにセルビアのミロシェビッチ大統領を独裁者・犯罪者とのイメージを植え付ける国際世論を作り上げた裏にはアメリカのルーダー・フィン社がクロアチアの依頼を受けの活躍があったことが、NHKディレクターの高木徹「戦争広告代理店」に詳しい。
今、まだ混乱の続いているイラクにおいても、同様にコンサルが入って、アメリカに有利な情報を流すよう働きかけているといったことが最近でも問題になっているようだ。この点についてはまた今度。
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# by yokopw | 2006-02-10 23:10 | PR  

Sue Williamson


is a director of Master of Public Administration Program at Kennedy
School, Harvard. Rather tall with short hair, she keeps smiling
with loud laughter. I met her at the orientation a couple days
before school started. I was nervous in a new environment
but she killed the butterflies in my stomach in a minute
by calling my name. She had already memorized my name!!
The students are quite diverse in the program, joining from
more than 50 countries? not sure, but anyway, sometimes it is
hard to pronounce their names, let alone memorize them.
But She does, at least for students in her program, meaning
almost 300 every year.

Today I have received her email that she is sick. Actually
cancerous tumor seems to have found and now she is facing chemotherapy.
First off, I was shocked to know this but her detailed letter
gave me more positive thought.
Very brave to write her own shocking situation and send it
not only to her close friends but to all the degree students.
Maybe all the degree students are family to her.

Now the note page was set up for Sue and
only a day, almost 100 students from all over the world
have sent a note for her.
Literally all over the world, from Israel, South Africa to France,
Taiwan....
She is not like a world famous politician nor novelist but
obviously she has succeeded in communicating with everybody.
I really appreciated this web technology!! Just a few lines
but I was happy to be able to send some note for her
and I bet she would be pleased with all the messages and
our feelings that we want to do something for her!
Also this bulltin board reconnects us scattered all over the world.

Now really hope she is getting through her difficulty and
show us her big smile again soon.
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# by yokopw | 2006-02-10 00:15 | communication  

PR会社の躍進?

2006年1月19日のEconomistにpublic relations業界についての記事が掲載。

結構面白い内容なので、ちょっと紹介。
ビジネスにおいてPRは益々重要なマーケティング手法となってきている。PRの目的は、記者レクを開催、資料配付、目立つイベントの開催、インタビューのセット、無料サンプルの配布等を活用して、メディアでよく取り上げてもらうこと。
テレビの昼のドラマをマーケティングのチャンスとして新たに活用するなど、先進的な戦略で有名なP&G (Procter & Gamble)は、従来の広告と比較してPRはより効果的との内部の検討結果を発表している。原因の一つは他の広告手法と比べてPRが低コストであり、P&Gの場合はブランドマーケティング予算の1%にすぎない。

P&GがPRをより活用し始めるのであれば、傾向は確か。Veronis Suhler Stevenson(NY投資銀行)の試算では、アメリカでのPRへの支出は年々増加しており、昨年は約4000億円、年9%でのびていくと予測。また、イギリスのthe Center for Economics and Business Researchの調べでは、PR業界には約48,000人おり、うち80%は会社や団体に所属しており、分野では公共部門、保険・健康、慈善団体が過半数とのこと。

多くのPR会社は広告業界に君臨する巨大グループに統合。巨大グループであるInterpublic(米)はGolinHarrisやWeberShandwick、Omnicom(米)はFleishman-HillardやKetchum、WPP(英)はHill & KnowltonやBurson-Marshtellerを保有。それぞれのPR会社は専門もあり、例えば、WPPのFinsburyは会社・財務関係のPRが強みであり、最近はTony Blairの息子、Euanがインターンで採用されたということで注目を集めている。OmnicomのClark & Weinstockは口コミ(reputation)や危機の管理、InterpublicのPMK/HBHはエンターテイメントが強い。独立系で大御所といえば同族会社であるEdelman。最近ではマイクロソフトのXboxゲーム機の販売関係を担当。

ウェブ、ケーブルTV、衛星放送など、メディアが多様化するに従い、簡単にPR内容が公表される可能性が高まっている。PR業界から何のチェックも編集もなくPR情報が公表されている事実を指摘するメディア批評家もいる。業界の中にも懐疑的な意見もあり、NYのPR会社社長は、コンサルタントを羨む同僚も多いという。何の特徴もないが故にPR会社に頼み込むクライアントもある。時にはPR会社がセンセーションを巻き起こすこともできるがいつも成功するわけではない。PRが効果があるには、ちゃんとしたストーリーが必要、と同社長はいう。
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# by yokopw | 2006-02-05 23:03 | PR