ゴキブリのアクセサリー

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彼女がしているネックレス、なんとゴキブリ!
といっても、日本で目にするものではなく、南米のもっと大きい種類のもの。
生きているゴキブリの背中にかーなり高級な宝石を貼り付けているもので、
他にもブローチ(rouch broach)として、お尻に鎖をつけて
動くブローチにしたり・・・
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でも、既に2年くらい前からアメリカで出ているようなので、
日本ではさすがに流行らないってことなのかな。
よかった、よかった(^^)
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# by yokopw | 2008-07-27 11:02 | 芸術  

チベット活動家達の成功したPR

Excite エキサイト : 国際ニュース

中国がオリンピックの候補地となった7年前から、チベット支援活動はPR戦略を立ててきたという!!(4月15日インターナショナルヘラルドトリビューン紙)

チベット活動家達は、オリンピックの焦点をスポーツからチベットの人権弾圧問題やスーダンへの投資などに切り替えることに成功している。これは偶然ではなく、戦略的に、コミュニケーションプランを立て、メッセージを明確にし、インタビュースキルやゴールデンゲートブリッジで幕をぶら下げるといったことまで教える研修を繰り返し行ってきたという背景があるようだ。
チベット支援活動は個人寄付が中心であるため、大々的な広告は打てないという事情もある模様。

Ruder Finn(PR会社)のRichard Funess会長もPRの観点からは成功であろうとコメント。Financial Timesによると中国はPR会社に依頼を検討中とのこと。

ロンドンに本部があるInternational TIbet Support Networkは153団体に定期的にニュース速報を送付しており、他にもStudents for a Free Tibet (SFT)も報道発表等行っている。
2ヶ月に1度、SFTはメディア受けする言葉やインタビュー方法の訓練等のメディアトレーニングを開催し、デモの仕方や警官の扱い方、注目を集める行動等の研修も年に4回開催しているという。

中国は93年のオリンピック選考にもれた際にPR会社を雇い入れることを検討し、現在、中国オリンピック委員会はHill&Knowltonと契約をしているらしい。Hill&Knowlton側は、中国政府は政府の方針に介入させないため、やれることは限られているとコメントしている。
(以上記事の概要)

中国では、最近、検閲の方法として、“常に監視をされている気にさせる”手法を取り出しているというのをどこかの記事で目にした。これまでは、チベット等問題のあるページへのアクセスを阻害するという手法であったが、インターネットへのアクセスを定期的に阻害することで、アクセスしている人の方が「あれがまずかったかなぁ、あの言葉がひっかかのたのかな」といったように考え込み、常時監視されているような気にさせるというようなものだったように思う。
しかし、既に中国政府は、チベットは中国国内問題であると説明し、中国国内の言動を注意していれば抑えられるという段階ではなくなっているということであろう。
皮肉にも、環境問題といい人権問題といい、オリンピックは中国が国際社会を気にしなければならなくなる絶好の機会のようだ。
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# by yokopw | 2008-04-15 22:44 | PR  

善き人のためのソナタ (Das Leben der Anderen/ The Lives of Others)

すばらしい映画である。f0064307_17123872.jpg
1984年の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)のヴィースラー大尉は、徹底した尋問により西ドイツ亡命への協力者等、共産主義体制に背く人々次々に検挙。彼の揺るぎのない共産主義への忠誠は、しかし、劇作家ドライマンとその同棲相手の舞台女優クリスタの監視により、激しく揺さぶられる。そして、上層部に対し、ドライマンの反体制活動を隠すようになる。自分の立場を危険にさらしても・・・

ドライマンもまた、友人の死を前に、劇作家として活動を続けるため、体制が好む言動しかしてこなかったことに、価値観をゆさぶられていた。劇作家として、あるいは舞台女優として活動するために、体制側に媚を売らなければならない一方、体制側はその足元を見て、女優をほしいままにくどく。共産主義に、また職務に忠実であったヴィースラーは、24時間の2人の監視及び盗聴から、2人の苦悩をつぶさに観察し、そして感情が移入してしまう。

ドライマンの西ドイツへの匿名寄稿を黙認し、それがクリスタの裏切りにより幹部にばれた決定的瞬間にも、彼はドライマンのアパートから証拠品であるタイプライタを盗み出すことで、彼の窮地を救う。これにより、彼は幹部からの信用を損ない、降格されることとなるのだが。

この映画自体はフィクションだが、シュタージ(ナチスドイツのゲシュタポ、ソ連のKGBのような存在)の尋問の仕方や情報提供者の活用の仕方など、詳細に調べ上げており、実際、シュタージに尋問を受けた多数の映画関係者も作品制作に関与しているようで、時代背景等ノンフィクションさながらである。
特にヴィースラー役のウルリッヒ・ミューエ(Ulrich Mühe)の、最初は能面のような無表情さが、次第に微妙に感情を表すようになってくる演技がすばらしい。演技を超えた、彼の生き様の反映なのかもしれない。彼は東ドイツ出身で旧東ドイツ時代には、シュタージの監視下におかれており、当時の妻であった女優イェニー・グレルマンがミューエの行動を監視し密告していたと言われている(グレルマン本人はこれを否定

東西ドイツ統一後、ドライマンは政府に自分の個人情報の開示を請求し、ヴィースラーの存在をしることとなるというストーリー展開も驚いた。徐々に国が民主化するというのではなく、東西統一により、西側の法制度を一度に適用したからこそ可能となったのであろうが、一方、拷問をしたシュタージが誰かといったことも明らかになるわけで、混乱も多かったであろう。

これは2006年のドイツ映画。東ドイツを扱った映画として、「グッバイレーニン」/a>
f0064307_17242177.jpg  や「トンネル」を見たが、どれもすばらしい映画である。
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# by yokopw | 2008-04-13 17:11 | 映画  

絶滅に瀕しているインドサイ


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4月11日放送のABCNEWSで、絶滅に瀕している角が1本のサイをネパールで特集。
鼻の上に突き出たこの角を狙って、密猟者が絶えないという。短剣の柄として使われたり、解熱剤に効くという科学的根拠のない言い伝えから、闇市場で高く取引されているという。

ジャングルの刑務所で服役中の元密猟者はなぜ絶滅に瀕しているサイを殺したかという質問に、「絶滅に瀕しているとは知らなかった。お金に困っていた」と応えている。結局、原因は貧困とは切り離せないようだ。専門家によると、保護対策に必要なのは、現場での監視は1%で、99%は人対策とも。

特集の中で、絶滅に瀕している動物でも、ゾウにはダンボが、トラにはライオンキングが強力なロビーストとして活躍しているが、サイにはそのようなPRをしてくれるキャラクターがいず、絶滅に瀕していることが世論に伝わっていないことも問題として指摘されていた。

確かに、サイが絶滅に瀕しているなんて、知らなかった。象牙だけを抜き取られて転がっている巨大なゾウの死体の映像を見たときにも感じたが、「ほんの鼻から突き出た角の部分だけがほしくてあの巨体を撃ち殺すことには怒りを感じる。一方、その密猟者として利用されている地元民は、密漁をするとどうなるかを伝えられず、金額だけを提示されるのであろう。インタビューに応えた服役中の密猟者は15年の刑と言っていた。
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# by yokopw | 2008-04-11 21:01 | PR  

チベットに関するYouTubeを中国遮断

ニューヨーク・タイムズ"China Blocks YouTube After Videos of Tibet Protests Are Posted"(3/17/08)によると、3月16日、中国のインターネット利用者は、チベットの抗議行動の様子を映した多数の映像が映像投稿サイトYouTubeに掲載された後に、同サイトの利用を遮断されたと報じた。

3月14日にラサで発生した中国の統治に対する抗議行動に関して、中国国民のアクセスを規制しようとする中国共産党政権の取組の一環である。ラサでのデモを伝える海外のニュースやチベット関連の抗議活動の写真や映像が投稿された後、遮断された模様。56.com、youka.com、tudou.comのような中国の映像サイトには、抗議行動の映像は、掲載されていない。

中国政府は、YouTubeへの接続遮断についてコメントしていない。インターネット利用者が同サイトに接続しようとしても、白い画面が表示されるのみである
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# by yokopw | 2008-03-22 23:23 | communication  

アボリジニに対して謝罪

13日にオーストラリアのラッド首相は「首相として、政府として、また、議会を代表してお詫びする」と、アボリジニに対して謝罪。

f0064307_21354988.jpgオーストラリア政府は1800年半ばから1970年頃まで、アボリジニの子を親から引き離し、養育施設や白人家族に預けて育てる同化政策をとっていた。約10万人(その間のアボリジニの子の1/3)が対象となり、「盗まれた世代 (stolen generation)」と呼ばれている。

この政策を初めて知ったのは、映画「裸足の1500マイル(Rabbit-Proof Fence)」を見たとき。無理矢理親から引き離された姉妹は養育施設に入れられ、白人と同じような生活(もちろん英語)を始めるが、馴染めず、脱走してうさぎ用のフェンスを目印にひたすら1500マイル歩いて部族に戻るっていう実話。比較的最近までこの政策が続いていたというのがさらにショックだった。
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小さい子供の時に強制的に連れ去られ、その後二度と親と会えなかったり、運良く会えたとしても言葉が通じず会話ができなかったり、アボリジニの文化や慣習が全くわからず一緒に住めなかったり…。文化を問わず、子供の時に親から引き離されるというのは、親にとっても子供にとっても惨いことである。

政策を止めてから謝罪まで40年近くかかった。それでもオーストラリア人には、未だに謝罪をすることに批判的な人もいる。ハワード前首相もその一人。テレビインタビューでは教育費用を出してあげたんだから感謝すべきだという意見もあった。
謝罪したことにより、個人補償の問題もでてくる。だからこそ、大きな一歩なのだろう。
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# by yokopw | 2008-02-22 21:33 | 映画  

中国の海外アニメ放送禁止時間

北京放送で、20日、国家広播電影電子総局は、全国のテレビ局に対し、すべてのチャンネルにおける海外アニメ放送禁止の時間帯を5月1日以降、これまで(2006年9月1日から実施)の午後5時~午後8時から午後5時~9時に延長しなければならないと通達をだしたとのこと。この時間帯には必ず国産アニメでないと流さないということらしい。
こんな政策をとっていたとは驚き。さらに、北京オリンピックを控えて規制を広げる方向っていうのも驚き。日本のアニメブームに危機と感じてのことなんだろうか。
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# by yokopw | 2008-02-21 23:01 | ちょっと考えたこと  

「凧を追いかけて」(Kite Runner)

アフガニスタン人であるカレド・ホセイニ著のここ何年ものベストセラー。当然、映画化されて2月9日より日本でも公開されている。
ベストセラーであること以外、よく知らずにアメリカからのお土産で買ってきてもらったのだが、あっという間に引き込まれた。

舞台は1970年代のアフガニスタン。アミールとハッサンは同年代で兄弟のように一緒に育ってきたが、立場は全然違う。アミールはパシュトゥーン人(多数派で支配民族)でお父さんは勇敢でビジネスにも成功し、友達や隣人からも尊敬を集めている。一方ハッサンはハザラ人(少数派)でお父さんはアミールのお父さんの召使として働いている。
彼らの良好な関係は凧大会の日が最後となる。空に多数あがった凧がお互いに競り合い、残ったものが優勝するというのは日本と同じ。加えて、アフガニスタンでは、負けて落ちてきた凧、特に最後まで競り合った凧を手に入れると自慢できるらしく、みんなが落ちてくる凧を追いかける(kite runner)。ハッサンは、アミールのために凧を追いかけ、人気のないところに入り込み、パシュトゥーンのいじめっ子(っていうより根っからの悪)に絡まれ、レープされる。ハッサンを追いかけたアミールはこれを目撃するが恐怖から(加えて、ハッサンを結局友達とは思っていなかったからか)何もしない。
罪の意識に苛まれ、その後、アミールはハッサンを遠ざけるようになる。その後ソビエト侵攻でアメリカへ亡命。

20年後、ある電話がアミールをタリバン占領下のアフガニスタンに行くことになる。そして、最終的に、アミールはハッサンの子どもを養子に迎え、カリフォルニアで一緒に凧を上げる。

この映画はアメリカでも注目を集めている。ベストセラーをもとにしているからだけではない。出演した4人のアフガニスタンの俳優が、レープシーンが原因で脅迫されたことにより、スタジオは映画の封切を1ヶ月遅らせ、また、彼らとその家族はアラブ首長国連邦に亡命することとなったからである。下火になっていた民族間問題も、再燃するのではとの見方もでている。

これは小説であり、事実を綴ったものではないが、ここから、アフガニスタンの生活やアフガニスタン人の目から見たソビエト侵攻やタリバン政権を垣間見ることができる。例えば、凧上げはアフガンの子どもの間で人気があるとか、婚約前にデートはできないとか、夫が浮気をすれば妻の責任だとか、当初、ソビエト兵を追い出したタリバンは英雄だったが、徐々に恐怖の的になってきたとか。

9.11以降、アフガニスタンやタリバン政権についてちょくちょくニュースで聞く。小沢民主党代表が補給間をインド洋に派遣するより、アフガニスタンの陸に自衛隊を派遣するべきだとの意見を展開した作秋以来、特にである。

アメリカやNATOの要請を受け、数日前にドイツが派兵を決めたとのニュースを聞いたが、アフガニスタンの情勢は悪化しているようである。日本も人ごとではないであろう。

ところで、日本での映画のタイトルは、ハッサンがアミールに言っていた口癖、「君のためなら千回でも」である。どっちがより惹きつけるか?
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# by yokopw | 2008-02-15 00:26 | 映画  

Kite Runner

“Kite Runner”, written by Khaled Hosseini, was published a few years ago and has been a New York Times best-seller. Not surprisingly it was made into a movie, which is showing at theaters. (it was released on Feb. 9 in Japan)

When I asked my friend to buy this book as a souvenir from the US, I didn’t know much about this book except a good reputation. But on receiving this book, I was absorbed in reading it.

The story is in Afghanistan in the late 70s.
Amir and Hassan are same age and grow up together like brothers but their positions are quite different.

Amir is Pashtun, the majority, and his father is a brave and wealthy businessman respected by his friends and neighbors, while Hassan is Hazara, the minority and discriminated, and his father is a servant to Amir’s father.

Their relationship ends on the day of a kite tournament.
Hassan is beaten bitterly and raped by Pashtun bullies when chasing the falling kite for Amir and running into a desolate area.

Amir, following Hassan, witnesses the incident but fails to prevent it in fear (plus, he doesn't regards Hassan a friend after all.)
Driven by guilt, Amir grows apart from Hassan and finally he and his father moves to the USA due to the Soviet invasion.

Almost 20 years have past. Amir receives a call, which brings him back to the Taliban-controlled Afghanistan and takes an opportunity to atone for his sin.

I should stop here for not spoiling in case you are interested in watching the movie or reading the book. But briefly Amir eventually adopts Hassan’s son and flies a kite together in California.

This movie gets into the news not only because its base is a million-seller book.
I happened to watch the director's interview on the ABC news, saying he pursued the authenticity in producing the movie so that casts were chosen from the Afghan, though it was shot in China.

Because of this authenticity, four of its young Afghan stars received death threats due to the rape scene and the studio had to delay the opening of the film and asked some expert to analyze the impact of this film on the region and on the casts. After all the boys’ families flee the country and live in the United Arab Emirates. It also seems to stir the sensitive race issues in Afghanistan which was rather winding down recently.

This is a novel, not fallen in a non-fiction category.
But I was able to get some ideas what the life in Afghanistan was like, and how Afghan people see the Soviet-invasion or Taliban-control from the point of an Afghan author's view.

For example, flying kites is quite popular among Afghan people, you cannot even ask out before engagement, women are not treated equally to men and wives would be blamed if their husbands have affairs, initially the Afghan people welcome the Pashtun-centered Taliban who had eventually threw Soviet soldiers away, but gradually they became afraid of Taliban.

Time to time, we have heard the news of Afghanistan and Taliban since 9.11. Especially since last fall when Japan’s Democrat Party Leader Ozawa insisted that Japan’s Self Defense Forces should be sent to the Afghan ground instead of being sent to the Indian Ocean, Afghanistan has become an issue.

In fact, in spite of international efforts, the Afghan situation is not getting better and a couple days ago, Germany decided to send troops there to comply with US and other NATO members’ request. Japan may be under the same pressure.

Though I have heard news on this country, I haven’t read a book focused on it. As the author’s father was a diplomat and moved to the USA when he was young, his ideas and values may not reflect the average Afghan people. Still this book makes me feel real what I have heard on the news.

By the way, its Japanese title is “thousands time for you”, which Hassan always says to Amir. Which title is more appealed to you?
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# by yokopw | 2008-02-14 00:26 | in English  

デビッド・キャメロン/ David Cameron

4/11日経(夕)によると、イギリス野党保守党のデビッドキャメロン党首の人気が急上昇しているらしい。若さ(ナント40歳!)や親しみやすさを前面に出したイメージ戦略が功を奏しているとか。
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もちろん、上流階級出身ということや実力ということにも裏打ちされた人気であろうが、加えて「見栄え」を重視するイメージ戦略が政治家としての成功につながっているらしい。広告業界出身の側近であるSteve Hiltonが参謀となっているらしい。

ところで、wikiをみていて発見したのだが、キャメロンのお父さんの家系は代々世界の金融業界に影響を与えており、高祖父(?great-great
grandfather)は香港・上海銀行のロンドン支店長で日露戦争に関する国債の購入に関して高橋是清と交渉していたらしい。
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# by yokopw | 2007-04-11 23:13 | leadership  

Google Earthの早期虐殺警告プロジェクト

Googleがスーダン西部のダルフールで起きた虐殺をオンライン地図上で示すサービスに着手
この地域では2003年以降20万人以上が殺害されたといわれているが、スーダン政府は虐殺の事実を認めていない。
Holocaust Museumが提供する情報に基づき、GoogleEarthが高解像度画像で1600以上の破壊された村々やジャンジャウィードと呼ばれる民兵等に破壊された家や学校、病院、モスクなども見ることができるようになるらしい。

これは、Holocaust Museumが始めた“Genocide Prevention Mapping Initiative”の最初の取り組みで、このような情報提供を行うことで、各国政府等が早い段階から虐殺を食い止める行動にでることを期待するものだという。

世界中をカバーし、立体的に映し出すGoogleEarthならではのメリットをいかしているプロジェクトではないだろうか。加えて、虐殺が発生し、国際社会がPKOを派遣するまでに、各国ともなかなかなぜ、聞いたこともないような地に軍隊を派遣しなければいけないのか、世論を説得できず時間がかかって虐殺を悪化させてしまっている。直接世論に訴えかける方法として、非常に面白いアイディアだと思う。
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# by yokopw | 2007-04-11 23:07 | communication  

グーグル検索履歴が証拠に・・・

アメリカの検察当局が、“Wi-Fi通信電波を妨害する方法”など、被告がグーグルの検索で使用した用語をハッキング行為の証拠の一部として提出。シカゴ連邦控訴裁判所において、有罪を認めた一審判決を支持した。

グーグルで検索した言葉が有罪判決の証拠として使われたのはこれが初めてというわけではないらしく、ノースカロライナ州での殺人事件では、被告が「首」「へし折る」「押さえつける」といった言葉を検索していたことを検察が証拠の一部として提出しているらしい。
ただし、検察側がどのように入手したのか、グーグル側が警察に命じられて提出したかどうかは明確になっていない。

グーグルは、プライバシー指針で、利用者がウェブを閲覧する場合に、ブラウザーが送信した情報が自動的に記録されると明記している。記録される情報には検索用語、IPアドレス、検索日時、そして利用者がクッキーの送受信を許可している場合は、利用者のコンピュータ識別情報が含まれる。グーグルは、利用者が検索結果からリンクしたサイトの追跡も可能であると認めているらしい。
問題は、グーグルが何年分その記録を保存しているか、何かに分析等に利用しているのか、誰かに提供しているのかっていうことであろう。

AOLは昨年、検索用語を記録する利用者ログ2000万件から、無作為で選んだ65万件のログを公開し、いかに重大なプライバシー侵害をもたらすおそれがあるかを実証したらしい。

検索用語が証拠として使われるってきいて、直感的に怖い!って感じるのだが、何故か。
“こういう情報を集めていた”というのは、これまで、図書館での貸出履歴や本や品物の購入、通話記録とかで立証していたんだろうけど、検索用語自体を証拠として使われることの違いは、例えばある人の検索履歴をたどれば、その興味の範囲や生活スタイル、購入品まで広範囲にわたって簡単に把握できちゃう可能性があるっていうことか。もちろん、検索用語だけで容疑を立証しているわけではないだろうが、ちょっと思い付いて検索してみただけのものが証拠能力をもってしまうと、思想的なチェックにまで展開されてしまいそうな怖さも感じる。

一方で、グーグルのような検索エンジンは、日本の個人情報保護法やアメリカのプライバシー法の対象とはなりにくいだろう。そもそも検索用語やIPアドレスだけで“個人を識別することができる個人情報”というのは難しいのではないかな。他にグーグルがどんな情報をもっていて、名寄せとか照合とかできるのかっていうことにもよるんだろうけど。
何かアメリカで問題が起きたりしたときに、規制法みたいのができるのかなあ。
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# by yokopw | 2007-03-12 20:35 | ちょっと考えたこと  

寺井尚子 カルテット

先週末、Motion Blue Yokohamaで寺井尚子 カルテットを聴いた。
ジャズヴァイオリニストで、現在、かなり活躍中らしい。他、北島直樹(ピアノ)、店網邦雄(ベース)、中沢 剛(ドラム)のカルテット。予想以上に音楽のクオリティも高く、比較的身近な曲のアレンジとかも入っていて聞きやすかった。2ヶ月前に橋本一子(ピアノ兼ボーカル)のトリオを聴いたが、カバーチャージも上だけあって、これよりもよかった。

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とにかく印象的だったのが、寺井尚子の“女王様的”ヴァイオリンと、その強烈な個性にもかかわらず、音がバッチリとあってくるピアノ、ドラム、ベースのレベルの高さ。彼女が最初に弾いた曲、“ジェラシーは、ぞくぞくしてくるくらい、引きこまれた。彼女と彼女のヴァイオリンは、テンポが速く、技術的な見せ場があって、情熱的な曲がとってもフィットしている。逆に、アンコールで“星に願いを”を弾いていたが、ヴァイオリンにアンプを付けていたせいなのかもしれな
いが、ゆっくりした音色を聴かせるという点ではちょっと物足りなさを感じたというか、そもそも星に願わないだろう!

ピアノも結構ガンガン弾いていたんだけど、ヴァイオリンの音とぶつかることもなく、立てている感じ。ベースもヴァイオリンによくフォローしていたし、また、私の角度からはドラムがよく見えたが、彼は、殆ど楽譜や自分の手元を見ることがなく、ずっとヴァイオリンの動きを追っていた。コミュニケーションってこういうところでも重要なわけだ。

ヴァイオリン抜きでも十分やっていけるんだろうが、そこに寺井尚子という要素が入ることによって、独得のインパクトをもつバンドになっているんだと思う。3人は彼女についていくのに結構苦労しているんじゃないかとも想像するが・・・この辺が見られたのは、ライブならでは!
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# by yokopw | 2007-01-31 00:07 | 音楽  

ヒラリー議員 出馬表明

1月20日(土)、ついにヒラリー・クリントン上院議員が大統領選への出馬表明。それも自分のウェブサイト上でのビデオによる発表。誰もが彼女の出馬表明は当然とみなしていただけに、新規性のある発表方法でニュースとなるように仕組んだ形のようだ。
ニュースコメンテータによると、オバマ議員の急浮上の影響により、当初考えていた出馬表明よりもだいぶ早めてきたのではないかとのこと。
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他の候補もオバマ議員の影響と、ブッシュ大統領による一般教書演説の直前というこの時期を狙って、出馬を表明してきているが、運悪く、ヒラリーのニュースに食われてしまっている印象。
当然のことながら、メッセージ性といい、タイミングといい、ヒラリー陣営のPR戦略は練りに練られている気がする。

週末は、多くのニュース番組の取材に応じていたようで、ABCニュースに中継で出演しているのを見たが、アンカーとのやり取りを聞いていて、ふと、アル・ゴアを連想させられた。ゴアは2000年の大統領選の際、ブッシュとの1対1の討論において、議論の上ではブッシュを追い込んでいたものの、ブッシュを鼻であしらっているようなその優越的な態度がかえって視聴者の反感を招いてしまった。
ヒラリーがアンカーからの言葉をさえぎって応えている場面をみて、少し一生懸命さがですぎているかなあという印象をもった。
もっとも、彼女は夫の弾劾裁判を始め、様々な修羅場を潜り抜けて、さらにパワーアップしてきているので、大統領選を通じて、まだまだ変わり続けていくのかもしれないが。
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# by yokopw | 2007-01-24 00:02 | leadership  

オバマ議員 出馬表明

1月16日、バラク・オバマ議員が大統領に立候補することを表明。

民主党大統領候補とみられる議員の現時点での支持率は、ヒラリークリントンが圧倒しており、バラク オバマが次いで、その後、アル ゴアとかジョン ケリーとかが続いているらしい。

が、George Stephanopoulos(元クリントン大統領政権でのシニアアドバイザー、ABCのワシントンコレスポンデント等)によると、オバマには、ヒラリーとの差を縮めることができ、差はそれ程大きくはないと。
というのも、オバマについては、まだ知らない、決めかねている等の浮動層がまだかなり多いのに比べ、ヒラリーは浮動層があまりない。
加えて、オバマには
 1)new faceであり、変化を感じさせる、
 2)イラク戦争に対して、最初から反対の立場をとってきた(あまり国政での経験がないこと 
  が、イラク戦争については強味となっている)、
 3)民主党においてアフリカ人票をとれる意味は大きい
との分析。また、資金力でも圧倒しているヒラリー議員に追いつける可能性がある候補者は、オバマ議員だけではないかともコメントしていた。

"new face"、イラク戦争に関する発言でマイナスがないということは、現時点でかなり優位に働いているのは確か。、これから彼が主義主張を明らかにしつつ、また、彼のネガティブな部分も暴露等されながら、なおかつ、アメリカ国民を惹きつけ続けられるか、どのような選挙戦を展開していくのか、楽しみである。
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# by yokopw | 2007-01-18 00:33 | leadership  

I Have a Dream

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最も印象に残るすばらしいスピーチの例としてあげられるのが、この"I Have a Dream
"のフレーズで有名なMarthin Luther King のスピーチ

そのスピーチのオリジナル原稿が発見され、彼の78回目の誕生日を記念して、Atlanta History Centerで一般に閲覧できるようになったという。(1月15日が誕生日。なお、彼の功績を記念して、アメリカでは毎年1月第3月曜日は祝日となっている)

なんと、このオリジナルの5分間スピーチ原稿の中には、スピーチ最後に繰り返された"I have a dream" のフレーズはないという。実際のスピーチの最中に、観客のうちの一人から、"夢は何だ?” との問いが投げかけられ、彼は原稿から離れて、スピーチの最後に付け加えたのが、この下りになったらしい。つまり、即興だったわけだ! 

彼がこのスピーチをしているビデオをみたことがあるが、ゆっくり丁寧な話し方だが、中盤までは、(英語の)単語も難してよくわからず、あまり印象にのこっていないのだが、最後の、このフレーズからの部分からは、フレーズの美しさもさることながら、彼の意気込みというか迫力に圧倒された印象がある。

今回発見された書類等の中には、大学の成績とか、ノーベル賞授賞式でのスピーチ原稿なども入っていたらしく、あやうくサザビーズでオークションにかけられそうになったところを、アトランタ市が買いとり、公開したとのこと。オークションにかけられたら、数千万ドルをくだらなかったとか。ちなみに、彼の大学でのpublic speakingの成績はCだったとか。語りたいことがあるとき、それはどんなスピーチskillにも勝るっていうことなんだろう。
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# by yokopw | 2007-01-18 00:16 | leadership  

Proof of My Life

邦題がProof of my lifeで、原作のタイトル“Proof”よりも、映画の解釈が入り、わかりやすいタイトル。
見る人によって、この作品の意図を様々に解釈するのではないか。考えさせられる映画である。ここでの証明には、「数式の証明」と「誰が証明をしたか」という証明の意味が兼ねられている。加えて、生きている証(あかし)というのもあるのかも。

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Catherine (Gwyneth Paltrow) は、 父から数学の才能を受け継ぐものの自己表現が下手で不器用。
一方、姉のClaireは、NYで猛烈に働いてキャリアを築いているエリート。

晩年、気が狂った天才数学者の父Robert (Anthony Hopkins)を、姉のClaireが施設に入れるべきという意見も無視して、自分の大学生活を辞めて看病する。看病をするうちに、父が取り組んでいた超難解な証明を、彼女が解く。

父Robertの葬儀後、彼の助手であった男子学生Hal に気を許し、彼女が解いた証明も見せる。しかし、唯一の彼女の理解者であったHalもすぐには彼女の証明とは認めない。むしろ、Catherineには無理だと彼女の主張を受け入れず、Catherineは自分の世界に閉じこもってしまう。最終的には、Halが他の大学教授等の助けをえて、証明が間違っていない、そしてその証明は彼女がやったものであるということを信じ、Catherineの心を再び開く努力をするところで、映画は終わる。

お姉さんのClaireは、一般社会の反応の代表という感じ。父と妹が没頭する「真理の探究」には敬意を払いつつも、真理より実利を追求。
では、Halは? 彼は自分のことで手一杯、相手を傷つける言葉をズバズバ言ってしまう天才と、一般社会との間を橋渡しできる存在。Catherineの心を唯一つかんだものの、いざ、「誰が証明を解いたか?」という場面では、彼は、Catherineが大学にもろくろく行っていない等等、Catherineの主張を受け入れなかった。何故だろうか。彼の数学者としての嫉妬のようなものがあったからだろうか。

「誰が証明を解いたか」の証明では、日付とか、筆跡とか、非科学的な事柄ばかりが列挙されてくる。結局、彼女は「自分が証明した」ことを自分で証明することを諦めてしまう。何のために「彼女が証明した」かを証明をする必要があるのか、わからなくなってしまったんだろう。

若いときに天才数学者として名を馳せ、後年精神病を患うという設定は、Nash 教授をもとにした実話、"Beautiful Mind"を連想させる。
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# by yokopw | 2007-01-11 23:45 | 映画  

PR会社の時代

矢島尚プラップジャパン社長の「PR会社の時代」。
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読み出せば2-3時間で読めてしまうような簡単な内容。読みやすいとうか、読み応えはあまりないというか。
会社の宣伝的要素も多分にあり、期待していたよりは事例等の紹介が少なかったが興味をもった事例では、

1) 日本の会社は商品名より会社名を売りたがるが、  欧米のマーケティングはより商品名に重きをおく。
例)キットカットはネスレの商品とはあまり周知されていない。
 ところで、キットカットは「きっと勝つ」受験グッズとして人気がでているようだが、
 これを根付かせるための戦略として、受験生がホテルにチェックインしたときにホテルの人からキットカットを渡してもらうというサービスを展開したらしい。確かに、自分が明日に受験を控えた受験生だったら結構うれしいサービスである。

2) なんと、中国が2008年北京オリンピック誘致において、PR会社を活用していたということ。2000年オリンピックの開催場所が決定したのは1993年だが、その頃、西欧では天安門事件の影響で中国はオリンピックを開催するに相応しくないとの意見が体勢を占めていた。
そこで、中国の北京オリンピック招致委員会は北京オリンピックを実現するために、1993年当時、アメリカメディアにおいて中国のネガティブキャンペーンを展開してシドニーへのオリンピック誘致を成功させたアメリカのPR会社と契約をしたという。
さすが中国。情報戦略には敏感!アメリカのPR会社を使うとは!
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# by yokopw | 2006-12-14 20:30 | communication  

松坂選手のエージェント

Excite エキサイト : スポーツニュース

松坂選手のエージェントとして、今、話題のスコット・ボラス氏(Scott Boras)。
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彼が野球選手から法律家になったという話を聞いて、ちょっと興味を持った。Wikiによると、シカゴカブスのマイナーに所属していたようだが、膝の故障で引退。その後がちょっとびっくり。カブスが授業料を支払って、彼はロースクールを卒業。医薬品関係の博士ももっており、医療訴訟を担当。

彼の元チームメートがメジャーに移籍するときにエージェントとして交渉したのがきっかけで、野球選手のエージェントとして名を馳せている模様。彼の契約金をつり上げる強気の交渉は実際、議論になっているようで、野球ファンの反感をかっているとか、彼がエージェントというだけで交渉を避けるチームもあるとか。

こう考えると、今回、彼がエージェントだからということで、レッドソックス側も低めの提示から始めているのかもしれない。とすれば、レッドソックスは普通より低い金額提示をし、彼は普通より高い金額提示をし、差は大きく見えるが、落ち着く妥協点は結局その中間点で、誰がエージェントになってもあまり変わらない常識的な範囲内っていう感じになるのか? 
そういえば、レッドソックス側としては、今回、交渉が設立しなくても交渉権がヤンキーズ等他のチームにとられてしまうことを阻止するだけでも大きな意味があったという報道もあった。

一般的な交渉での弁護士とか代理人の役割も同じだが、エージェントは冷静・客観的に判断できる等等メリットもあるが、当事者は折れるつもりになっても、エージェントが焚きつけ、問題を複雑化するというデメリットもある。今回は、一部報道を聞いているだけだが、選手本人の意向より、金額のつり上げの方が先行しているような印象を受けてしまう。

いずれにせよ、トムクルーズ演じる「エージェント」からは、だいぶ、イメージダウン。
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# by yokopw | 2006-12-13 19:53 | communication  

オバマ上院議員 大統領選に向けての一歩

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先週末(12月10日)、バラク・オバマ上院議員がニューハンプシャーで講演し、自書“The Audacity for Hope”へのサイン会を開催したことが、アメリカで大きな話題になっている。ニューハンプシャーは、党の大統領候補を決める予備選が行われる最初の州であり、彼がこの地に降り立って1500人以上の市民と100人以上の報道関係者を集めたということが、彼が大統領立候補に向けて動き出したと注目を集めているのである。実際に予備選が行われるのはまだ1年以上も先なのだが。大統領出馬については、明言していず、近いうちに決めるとコメントしているらしい。

彼の支持者は、彼のカリスマ性、夢を語るところ、新奇性などに惹かれているらしい。特に“新しさ”は、両刃の剣で、しがらみもなく、これまでの投票行動や活動を批判・中傷されにくい一方、未経験にも繋がる。彼自身は、未経験についてのCNNのインタビューに「経験自体が重要なものだとは思わない。ワシントンではラムズフェルドやチェイニーが最高の経歴をもっていたがイラクで大失敗を演じた」ときっぱり。

ヒラリー・クリントンとバラク・オバマ以外にも数名が既に大統領選に名乗りをあげているが、目下のところ、この両者に注目が集中。オバマがどれだけアンチヒラリー層を取り込めるか、そして1年以上もの長い戦いの中で中傷等もでてくるだろうが、彼の「新しさ」が色あせずに人々を惹きつけられ続けるか。

ところで、安倍首相のこだわりは「美しい国」だが、オバマ議員の場合は、これが”Hope”なのかな。やっぱり、Hopeを語るリーダーについていきたいって気がするなぁ。
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# by yokopw | 2006-12-12 23:44 | leadership  

イノセント・ボイス 12歳の戦場 (VOCES INOCENTES)

1980年代のエルサルバドル。政府軍と、貧しい農民を中心に組織された反政府ゲリラFMLNとの激しい内戦が繰り広げられる中、11歳の少年チャバが懸命に家族を守り、生き抜こうとする姿が、実話をもとに描かれている。
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驚いたのは、当時のエルサルバドルは12歳で徴兵。それも、いきなり政府軍が学校にやってきて、12歳になった少年の名前を読み上げ、誘拐同然で強制的に連行していく。反抗する子は年齢に関係なく連れて行く。学校の先生も一応は抵抗を試みるが、武器をもった相手になすすべはない。それ程、政府軍は絶対的な権力を振るっている。なお、この政府軍を訓練しているのはベトナム戦争帰りのアメリカ兵。
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親は必死に、誕生日が来てもチャバは11歳のままと言って、彼を守ろうとする。しかし、毎日、銃弾にさらされ、信頼していた学校の先生は目の前で政府軍に暴行を受け、最終的には処刑され、初恋の女の子の家は焼かれ、好きなおじさんはゲリラ戦に加わっているという日常が、彼を自立させ、親には内緒でゲリラに志願する。
いくら親が子供扱いしても、徴兵という現実があり、いくら政府軍から逃れられたところで、家にまで銃弾が打ち込まれてくるような中で、残る選択肢として少年たちが思いつくのは、ゲリラ軍に入ること。12歳とはいえ、過酷な選択を迫られる状況が鮮明に描かれている。
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結局、チャバは政府軍につかまり、処刑される直前で幸運にも逃げ出すことができ、最終的にはアメリカに亡命する。10年以上内戦は続いていたわけで、多くの少年がよくわからないままに犠牲になっていったんだろうが、もし生き延びているとすれば、今、30歳くらいだったりすることになる。エルサルバドルは中南米の中でもかなりの経済成長をとげているらしいが、内戦の禍根が薄れるまでに、まだ後半世紀はかかるっていうことなのかな。
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# by yokopw | 2006-11-30 23:28 | 映画  

スタンドアップ (North Country)

ミネソタの鉱山での実話を元にした映画。映画としてはまあまあだったかな。
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ストーリー自体は、1980年代、暴力を振るう夫から逃げ出したJosey Aimes (Charlize Theron)は、働く必要に迫られ、鉱山で仕事を見つける。だが、肉体労働で圧倒的に男社会である鉱山という職場において、数少ない女性労働者はセクハラに黙って耐えているだけ。会社社長に直訴をするが解雇され、その女性が中心となって会社を訴えるように周りを説得。誰もが知り合い、鉱山関係者がほとんどという田舎町において、当初は誰も彼女に味方しないが、徐々に彼女に賛同するものが増え80年代後半にクラスアクションを提訴。約10年後の98年に決着という話。

Julia Robers演じた映画“Erin Brockovich” に似ている(1993年にカリフォルニア州の大手企業PE&Gを相手取って訴訟を起こし、3億ドルの和解金を勝ち取るというストーリー)。 アメリカの片田舎の鉱山という最も男性中心・保守的な職場においてのセクハラ事件とはいえ、80年代後半というそう15年くらい前に起きていた話という点で興味をそそられたが、映画のストーリー展開とかは、同じく鉱山労働者で娘の行動に冷淡だった父親が娘をかばって演説に立ったところはおおおぉと思ったが(最もその点はフィクションかノンフィクションかわからないけど)、後は淡々としていてちょっと面白みに欠ける印象。
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# by yokopw | 2006-11-30 22:59 | 映画  

ヒラリークリントンが圧勝

6年前に民主党の落下傘候補としてニューヨークに降り立ったヒラリークリントンは、67%の支持を得て上院議員に再選。
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もともと共和党候補を寄せ付けず楽な選挙戦だったが、財務報告によると、10月のキャンペーン期間中、共和党の候補も含めて、候補者の中で支出が$29.5百万と最多だったらしい。
これが意味していることは、1998年でのブッシュがそうだったように、圧勝で再選されることで、2008年への大統領候補へのはずみをつけるということのようだ。
もちろん、本人は大統領選についてのコメントは今のところ一切していないが、サポーターは既に“Mrs President”と呼び出しているとか。
2000年の選挙のときに、ヒラリー陣営で選挙戦を手伝っていた友人は、ヒラリーについて、頭が切れ、でも、非常に気さくでカリスマがあると絶賛していた。

ところで、財務報告によると、クリントン議員のキャンペーン支出のうち、$1.58百万はMedia Strategies and Research of Denverという民主党お抱えのPR会社への支払い。加えて$60万は、クリントン大統領のアドバイザーであったMandy Grunwaldが運営しているGrunwald Communicationsへの支払いとなっている。
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# by yokopw | 2006-11-08 21:18 | leadership  

プロデューサーズ (Producers)

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ミュージカルでかなり評判が高かっただけに、ちょっと期待外れ。
映画はメル・ブルックスの1968年の監督作品「プロデューサーズ」のリメイクということになるが、ミュージカルと同じディレクター、同じ歌で殆ど同じキャストらしい。

「売れないミュージカル」を作って、制作費を持ち逃げしようと、最低の脚本に最低の演出家をそろえる。それが何故か予想に反して当たってしまうというもの。ストーリーも独創的だと思うが、設定にもひねりが加わっている。主役で落ち目役のプロデューサーMax Bialystockと小心者の会計士Leo Bloomはユダヤ人という設定。さらに、誰もが「そうだよなあ~」と納得する最も売れなさそうな脚本っていうのが、ヒトラーを礼賛する「春の日のヒトラー(Springtime for Hitler)」。
つまり、ブロードウェイでお金を握っているのはユダヤ人だし、彼らが考える最低のミュージカルというのは、当然、ヒトラーの礼賛。プロデューサーにとっては最低だと思う内容のミュージカルでも、当たるかどうかは客の気分次第ということも皮肉っているのかな。

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プロデューサーMax役のNathan LaneもLeo役のMatthew Broderickも、その多芸さは十分発揮されていたと思う。また、スウェーデンの女優志望という設定のUma Thurman
もかなりインパクトがあった。
それでも、何故か、うたっている間とか、間延びしているというか、集中力がとぎれてしまうところが結構あった。

一人とかあるいは三人くらいの人数で、ドタバタ踊りながらダンスというのは、ミュージカルでは動きに惹き付けられるので、多少同じような動作の繰り返しになったりしても十分楽しいが、映画だとそういう迫力がなくなってちょっと飽きてしまった気がする。
監督は映画には初挑戦だったらしいが、やはり映画とミュージカルとでは、アピーリングポイントが違うようだ。

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とはいえ、終わり方も非常にコミカルで、「転んでもただでは起きないユダヤ人」的なところを表していて、ストーリーは最後まで面白い。
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# by yokopw | 2006-11-02 23:40 | 映画  

Barack Obama (バラク オバマ議員)

6年くらい前にアメリカのテレビで演説をしているところをちょっと見ただけであるが、強烈にインパクトがあったのがBarack Obama。 
当時、まだ30代後半で、イリノイ州の議員で下院に民主党候補として立候補をしていたときだと思う。
背がすらっと高いアフリカンアメリカンで、何を言っていたか覚えていないが、観客をぐっと引きこむ話し方で、頭の良さを感じた。
その時は、プライマリーで敗れてしまったが、単なる州の1議員としては終わらないというオーラを感じた。
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が、2000年の立候補から4年後の2004年には、上院議員に立候補し、圧勝。
さらに、当選して以降、ジョン・ケリーを大統領候補として選出した民主党大会で基調講演をするなど、大舞台にどんどんと出るようになり、2005年のタイムでは最も影響力のある人物100名に選ばれる。

アメリカ上院で唯一のアフリカンアメリカンで、父親がケニヤ人で母親がアメリカ人。
1961年生まれなのでまだ45歳、ハーバードロースクール卒業(ちなみに首席)。
弁護士活動後、96年からイリノイ州の議員。

その彼が、今、次期大統領候補として名前が挙がっているという。上院議員になって2年で大統領候補として名前が挙がってくるというのは、もの凄い早さ。しかも、初の黒人大統領候補で、2年後の選挙であれば50歳以下の若さ。

ちょっと大都会から離れると、まだまだ人種問題を肌で感じるアメリカ。
黒人大統領の存在は、いろいろな意味でアメリカにとって大きな方向転換に繋がっていくような気がする。
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# by yokopw | 2006-10-30 21:12 | leadership  

M:i:III / トムクルーズのPR

あまり前評判はよくなかったので、それ程期待せずにみたが、ストーリー展開や映像に目新しさとかはないものの、やっぱりトムクルーズは格好いいし、飛行機の中での暇つぶしみたいな目的にはいいかも。Mission impossibleって1も2も、misshionがというより、そもそもストーリーがimpossibleって感じで、この現実離れしたアクションは面白い。

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そういえば、この映画のプロモーションのため、今年の夏、トムクルーズが東京にやってきて、新幹線を借り切ってファンサービスしたり、国土交通省に行ったり、お台場に海から登場したり等等派手なイベントを繰り返したらしい。テレビに映画の予告を流すかわりに、こういったイベントに予算を使い、それを報道で取り上げてもらうというPRの常套手段をかなり大規模に展開したんだろうけど、あまり日本でもアメリカでもニュースにならなかったような気がする。
もしかしたらワイドショーとかで結構扱っていたのかもしれないけど、少なくとも私の周りの人たちは、「へぇ トムクルーズ来てたんだ」くらいな感じだった。

もちろん、新幹線にトムクルーズと同乗できたファンにとっては一生思い出になるだろうけど、映画のプロモーションが目的であれば、根強いファンはほっといてもみてくれるわけで、このイベントを大々的にニュースにしてもらわないと意味ないよねえ。
どのくらいの予算を投入したんだろう。で、効果はあったのかなぁ。
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# by yokopw | 2006-10-30 21:10 | 映画  

父親たちの星条旗 (Flags of Our Fathers)

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硫黄島の戦いの現場、個々の米兵や日本兵の視点を描いているというより、星条旗を掲げているこの写真の6名の登場人物を中心に、戦場、そして戦後の人生を追うストーリー展開。 6名の人物について、戦場と戦後の様子を繰り返し繰り返しフラッシュバックしながら進められており、加えて、6名の中心人物以外で、実際に硫黄島で戦った兵士などのインタビューなども盛り込まれており、これは誰だ?いつの話だ?と追っかけるのに結構疲れた。

星条旗を揚げるこの写真は私もどっかでみたことがあると思うほど有名。この写真が戦時中に新聞に掲載されるや、国は"victory"の象徴として、彼らに目をつける。直ぐ国内に連れ戻すよう命令するが、すでに3名は戦士しており、3名のみが帰国。そこで“英雄”として担ぎ出され、特に、国債の購入などのPRに活用される。3名のうち1名は、前線から外されていたメッセンジャーでかなり積極的に“英雄”の役を演じきるが、残りの2名は戦死した戦友や今も戦場で戦っている兵士を思いながら、“英雄”として扱われることに苦悩する様子が描かれている。

戦場の前線に立ち、他から“英雄”と見える人程、自分が生きているという事実に謙虚になり、自分は英雄ではないと苦しみ、前線に立っていない兵士や国民の方が“英雄”を作りたがるような気がした。視点によって“英雄”の定義が変わるということをテーマにしている点は、「戦火の勇気 (Courage Under Fire)」を想起させる。

ただ、これがメインテーマであるなあらば、別に戦場はどこでもよくって硫黄島である必要はなく、実際、日本軍はあまり描かれていず、印象も特になかった。折角、日米の視点から2部立てで制作しているなら、もっと、個人の日本兵と米兵とのやりとりとか、今、両方の兵士が同じ場に集って慰霊式を行っているようなことに繋がるような話とか、とりあげればよかったのにと思う。
(ノーマンズランドは、戦闘中の両方の兵士個人に焦点をあてていて、かなりリアルだと思う。さすがヨーロッパ)
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# by yokopw | 2006-10-29 00:28 | 映画  

「いじめによる自殺」に対する学校の対応

Excite エキサイト : 社会ニュース

驚いた。まず、学校の先生が父兄からの相談を同級生に流し、いじめられる原因を作り、さらに学生と一緒にいじめる側に周っていたという事実に驚いた。

加えて、学校の対応や校長先生のインタビューにさらに驚いた。
例えば、いじめがあったのかどうか事実関係を調査するため、生徒にアンケートをとったらしいが、1度目は記名式で「(自殺を含め)ふだん思っていることや教職員への要望」という問いできいたらしい。当然、具体的な回答が得られなかったとのことで、月曜日、再度無記名で実施したとか。校長のインタビューもニュースで断片的に見ただけだが、生徒に対して「いじめ」という言葉を使わず「プレッシャー」といったとか、遺族の前では教師によるいじめと自殺との因果関係を認めたが、それは判断が早急すぎたと弁明するとか、どうも事態を小さく収めようとして、結果的に大きくしてしまっているようにみえる。

自殺した生徒は、誰にいじめられたとか一切書くこともなく、ノートの端っこに、お小遣いは学級にあげてほしいというようなことが書いてあったという。優しい子だったんだろう・・・
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# by yokopw | 2006-10-17 23:35 | ちょっと考えたこと  

メキシコ・グアダラハラ(1)

グアダラハラ(Guadalajara)にいってきた。
日本で言うと大阪のような位置づけの都市。つまり、首都メキシコシティに次いで人口の多く、首都から飛行機で1時間程度離れている。

飛行機を降りてターンテーブルでトランクが出てくるのを待つ。が、出てこない。段々周りの人がいなくなっていく・・・いやな予感。・・・やっぱり!
初ロストバゲッジ体験。ここからがさらに長い。何人か職員はいるが、どうもロストバゲッジ担当は一人らしく、ロストした人数名がその人の前に列を作る。で、彼は一人一人、どんなトランクか、住所はどこか等等等等聞いていく。他の担当者は列にはまったく関心なく、同僚と楽しそうにじゃれている・・・。
何とか手続きが終わって空港をでると既に夜9時頃。タクシーに乗り、ホテルを告げる。スペイン語はなすか?ときかれ、Noと答える。が、彼はスペイン語で楽しそうに話続ける。あれは○×だ、とか、さっき事故がおきて渋滞している(想像)とか。このタクシー運転手に「わからないっていってるだろ!」と一人突っ込みを入れながらがんばって聞いているうちに、さっきのイライラは解消。何とも呆れるくらい明るいのだ。

極めつけは、帰国前夜。夜7時からパーティが始まった。メキシコの伝統音楽マリアッチ(mariachi)にあわせてフラメンコのようなダンスが始まる。で、テキーラ(グアダラハラが産地)
を飲みながら夕食を食べ、音楽も楽しみ、そろそろもう終わりかなあという11時頃、アンコール(Hola! Hola!! と騒いでいた。スペイン語ではこれがアンコールということか?)が始まる。
なが~い1曲がやっと終わった、と思ったら、すぐに別の曲、また別の曲・・・明日の朝5時半におきないといけないのに・・・永遠25曲ぐらいやって、1時頃やっと、終わりに。(ちなみに、私たちがみんな部屋をでても、なお、演奏は続いていた・・・)  なんとも明るい人たちなのだ。
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# by yokopw | 2006-10-16 22:36 | ちょっと考えたこと  

シザーハンズ/ Edward Scissorhands

Matthew Bourne振り付けのシザーハンズを見てきた。
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歌いながら踊るようなミュージカルをイメージしていたが、会話や歌は何もなく、ひたすらダンスや動きで表現する舞台となっていた。会話も何もないのに主要な役以外にもいろいろな登場人物のキャラクターがしっかり表現され、動きや衣装などコメディータッチで、面白さと悲しいストーリーがブレンドされている感じだった。ダンスの見せ場としては、自分の手が普通の手だったらという想像のシーンを個性的な格好をした木に囲まれながら踊るところや、シンプルなキムとエドワードのデュエットのところが、印象的だった。ほかの場面での様々な動きが古典的なバレーの動きを一層際立たせていたように思う。

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ダンスをより一層面白くしてくれたのが、Matthew Bourneのトークショー。本人の希望とかで、会場からの質問に応えるという形で30分程度、舞台が終わった後に開かれた。このシザーハンズの主題は?ときかれて、安直に"love"とかかなあって思いきや、"tolerance"と。以外な単語ではあったが、一方で納得。エドワードは「普通」の人と手がはさみというところで違っていて、差別を受け、それを乗り越え、受け入れてもらうというプロセスを経るが、この「はさみ」は皮膚の色でも何でも一緒。また、外見にとらわれない内面の美しさを描き出したかったといっていた。映画からヒントを得たといっていたが、エドワードがチアリーダー姿のキムの写真に人目ぼれするシーンについて、チアリーダーは手にボンボンをもっていて、エドワードは自分との共通点を感じたのではないかといわれ、そこまで考えられているんだと関心。

また、endingが映画とは違っていて、ちょっと曖昧というか幻想的な終わり方になっていることについて、体がバラバラに引き裂かれるというような終わり方も考えたが、みんながどうなったんだろうって考えるような方法にしたかったとのこと。
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振り付け師あるいはダンサーにとって重要なことはとの質問には、"yourself"といっていた。彼にとっては言葉ではなくダンスがstory tellingの手段であり、自分を表現する手段であると。どの分野も最後は"myself"ってことか。それにしても、ダンサーを使って、美しく、かつ、個性的に表現する手段をもっているっていうのはうらやましい。
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# by yokopw | 2006-08-19 23:29 | 芸術