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南オセチア紛争

一時は冷戦の再来か?!と注目を集め、アメリカ大統領選挙にも大きく影響しかけた南オセチア紛争も、経済危機の前にすっかり注目度が落ちてしまった気がする。

8月7日にロシア軍が南オセチアに侵攻し、グルジア人村に砲撃したのに対し、グルジアが反撃し紛争になったというのが、少なくとも私の理解だったのだが、それはどうもグルジア側の説明であり、最近になって、OSCEの現地視察団の情報として、グルジア軍が7日深夜に南オセチアの首都ツヒンバリに攻撃を仕掛けたという話がでてきた(11月7日にNYTimes)。
要するに、ロシア軍が一方的に攻撃を仕掛けたというわけではないのかもしれないということ。

この話で思い出すのが、ボスニア紛争。ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国側がいち早くアメリカのPR会社を雇い、「セルビアが悪いやつ」「ミロシェビッチはヒトラー的存在」「モスリム人の民族浄化を図っている」といったようなイメージを作り上げ、国際世論を味方につけたという話。高木徹著『戦争広告代理店』に詳しい。

情報がさまざまな情報源から大量に出回っているように見えても、未だに情報の偏向は妨げられないものなのだなぁと改めて実感。大量に出回っているからこそなのかもしれないが。
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by yokopw | 2008-11-29 10:20 | communication  

職場の大部屋主義を考える

アメリカ政府の役人で、オフィスデザインを行っている人の話を聞いた。
まず、政府の役人に、プロフェッショナルにオフィスデザインを考えている人がいることに感心。

当然、職場は日本のように大部屋に机がボンボンボンと並べられていて見通しがいいというようなものではなく、セパレーツで個々に仕切られているタイプ。

が、それを基にしながらも、ちょっとした話し合いができるようにとセパレーツやキャビネットにはキャスターがついていて、自由に動かすことができ、すぐに2-3人集まれるようなスペースができるように設計。この際、人とよく話すマネージャーと、パソコンに向かっていることの多いアナリストなど職種によってオフィスの活用の仕方が違うことを調査の上、設計を変えたりもしている。

会議室についても、何時ころ、何人規模のどういった会議が開催されるのか、需要を調査した上で設計されており、当然、予約もイントラネット上で管理。

職場環境は優秀な人材を集めるための重要な要素であるとも。

大部屋主義の最大のメリットは、上司(or部下or同僚)が電話で話していたりするのが聞けて、何が起きているかがわかるということ。逆に、「耳ダンボになって周りの話を聞くように!」と新人のころ教育さえされたし、実際、上司も「聞こえていたと思うけど~」と仕事を発注してくることも多かった。
が、電話でなくメールが中心になってきたりすると、そもそも「聞こえていると思うけど~」を期待しての情報共有のあり方は、「以心伝心」に相通ずるところもあって、多種多様な人が多様なスタイルで働く職場にはまったく通用しない。
偉い人は、何の情報をどうやって共有するか、ツールを使って考え直さなければいけないのだろう。

ついでに、大部屋で働いた長い経験からは、集中力とか効率性、居住性のよさからは、圧倒的に、セパレーツで仕切られている環境の方がいいと思う。
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by yokopw | 2008-11-27 12:39 | communication