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Black Book

いやぁ~疲れた。疲れるくらいに最初から引き込まれてしまった。f0064307_22134760.jpg

1944年、第二次大戦中のオランダ、ユダヤ人女性のラヘル(カリス・ファン・ハウテン)は、その美貌と機転と大胆さを駆使して対ナチスのレジスタンス活動を生き抜く。
史実をもとに、誰が敵で誰が味方なのか、サスペンスの要素も取り入れられていて、ドキドキしっぱなし。最初の場面で、戦後、イスラエルでのラヘルが生活しているシーンから始まるため、彼女が死んでしまうことはない!と思って見ていられるのが救いだった。

また、ドイツが降伏した直後、レジスタンス活動をしていた人が英雄としてパレードをすると同時に、ナチス軍に加担したオランダ人が糾弾されるシーンも映し出している。ロバートキャパの写真で、確かフランスだったと思うが、ナチス軍相手に興行していた女性が台の上に坊主にされて並ばされているのを見たことがあったが、そういったシーンも生々しく表現されていた。

最後も、建国直後のイスラエルに場面が移るのだが、銃弾の音が聞こえており、戦争は場を代えて続いているというところまでフォローしているのが、印象的であった。

静かだが途切れずに続くドキドキ感は、ドイツ映画の「トンネル」や「善き人のためのソナタ」を観ている時に感じたものと似ており、実際、この映画でドイツ軍将校のムンツェ役を演じたゼバスティアン・コッホは「トンネル」にも出演しているし、「善き人のためのソナタ」ではドライマンという結構渋い役をやっている。時代設定やテーマとしては、フランス映画「レセパセ」を想起した。

おぉぉ!wikiによると、ゼバスティアン・コッホはカリス・ファン・ハウテンと交際中らしい・・・・映画の中では、果たせぬ恋だったのだが、現実で実るとは・・・
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by yokopw | 2008-09-28 22:30 | 映画  

Hiro (エグザイル)

偶然、テレビの特集を見てはまった。

「化石」と思われるかもしれないが、最近(って結構長い間)J-Popから遠ざかっており、Exileってもちろん名前は知っていたが、それだけだった("exile"って最初に聞いたときに、アウトサイダー感があって、なかなかいいかもと思った印象はあるが)。

テレビを通じてであるが、Hiroのリーダー・経営者としての資質、人間的な深さみたいなものに引き込まれた。例えば、
〇 ドリカムのダンサーをやって、観客との接し方を反省し、考え直した、
〇 avex社長に会うのに、直に連絡するのではなく、彼の行きそうな飲み屋をあたり、タイミングを狙った。
〇 再度武道館でおどりたいっていう具体的な夢があった。
〇 加えて、avexの社長に実現したい夢(要するに企画書)を提出し、結果として、リスクをとって、自分の会社を立ち上げた、
〇 これまでのストーリーを本として出版している(幻冬舎がこういう人材に目をつけているところがさすが)
〇 メンバーが辞めるといったときにも、大きく対応している印象、さらにそれをビジネスチャンスに変えた。

彼の発する言葉の表現は豊かではないが、考えられているって感じるのだ。
メンバーも、病気を公表し、「病気を個性としてとらえている」という発言があったり。wikiで坊主頭にしているのは、自分をカッコつけるのが嫌になったからみたいな解説もあった。

同じくらいの年齢で集まっているグループと違って、自分が一番年上でグループをまとめていく、それもパーフォーマーって結構体力のいる実力の世界でっていうのは、いろいろな面で気を使うだろうし、常にプレッシャーを感じながらやっているんだろう。

携帯ブログをやっているようだが、どうせなら、インターネットで公表してもらいたい。。。
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by yokopw | 2008-09-27 11:00 | leadership  

『知的生産の技術』

梅棹忠夫著
1969年に書かれた本だが、いまだに得ることの多い内容に驚いた。
彼は民俗学の学者だが、学術的な「知的生産」を行うに際して、どうやって情報を集めるか、集めた情報をどう整理するか、活用するかという手法について詳細に記述している。

彼が試行錯誤していた、ひらがなタイプライターや、カード式の分類など、今ではパーソナルコンピュータが代行することも多く、いかにPCが事務効率を高めているかという点も見えて面白い。彼であれば、今、どのようにPCを活用するのか、知りたいものである。

最近流行のいわゆるノウハウ本の原点となったものではないだろうか。これを読むと、タイトルといい、やろうとしていることといい、勝間和代さんの本は、かなりパクリに見える。まあ、コロンブスの卵であるが。
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by yokopw | 2008-09-26 20:08 |  

Freedom Writers 

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アメリカ、LAで、ギャングの抗争地域の学校に赴任した新任先生Erin Gruell (Hilary Swank)。授業を無視し、人種間闘争に明け暮れる生徒から、徐々に信頼を得、国語の授業の宿題として日記“Freedom Writer Diaries”を書くことを提案。家庭の事情や友達との関係など、生徒も段々に日記を通じてオープンになり、学校にくる意義を見出していくという実話。

いわば、「ごくせん」を地でいったって感じ。先生はやくざではないが。。。が、生徒への熱の入れ方なんかは、かなり近い。
この話をABCニュースが取り上げ、それが映画化のきっかけになったらしい。

あらすじを書くとあんまりインパクトがないが、予想以上に引き込まれた。生徒って、先生をよく見ている。大人になると忘れてしまうが、大人が気がつかないようなことまで観察している。先生が真剣に生徒に向き合っているということを感じ、生徒も心を開くようになっていく、手ごたえを感じた先生はもっとのめりこんで行く。。。
本来、教師が与えることのできる影響力の大きさを感じる。
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by yokopw | 2008-09-26 19:57 | 映画  

母べぇ

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戦時中、文学者である父(野上滋)が治安維持法違反で逮捕され獄死。それでも、母と娘たちは父を信じて生き抜くというストーリー。家族を助けていた父の教え子・山崎も兵隊にとられ、戦死するなど、家族を通して戦争の悲劇を訴えている。

治安維持法のような国家監視下で、自分がどこまで強く自分の思想や信念を守りぬけるのかというの問題は、本当に難しい。実際、野上滋のように戦争に反対して投獄され、拷問されても考えを貫いた方々はすごいと思う。
その上で、ただし、この場合、野上滋は、何か運動をしていたわけでもなく、彼が情報をもらしたことにより他の人が捕まるとか、傷つくとかいうことはなく、純粋に彼自身の納得がいかなくなるという設定。父が逮捕されたことにより、家族がつらい思いをしたり、母べえが家計を支えるので無理をして倒れたりという状況に陥っているのを考えると、野上が獄中で本を読み漁っているというのは、何とも歯がゆい思いがした。

いずれにせよ、大変な時代だった。。。
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by yokopw | 2008-09-26 18:43 | 映画