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ラムズフェルドの情報戦略

ペンタゴンが秘密裏に作成した情報戦略計画“Information Operations Roadmap”が今年の1月、ジョージワシントン大学の情報公開請求により公開されていた。

2003年に作成され、ラムズフェルド長官がサインしているこのroadmapは、この新しいヴァーチャル戦争における米軍の情報戦略について、情報戦略を軍の重要な攻撃力の一つと位置づけ、74ページにわたって詳細に記載。例えば、PR担当官による報道各社へのプレスリリース、敵の思想や信念を操作するための心理作戦(psychological operations/ PSYOPと略されるらしい)部隊、敵のネットワークを破壊するコンピュータネットワーク攻撃専門官などについて、提言などが書かれている。

心理作戦について、イラク人などのアメリカ人以外を対象として展開しても、アメリカ国内のテレビやコンピュータでも視聴され、結果的に軍の心理作戦がアメリカ国民も対象となりえることを認めている点は、アメリカ国内でも反響を呼んでいる模様
なお、アメリカの法律では、政府がアメリカ国外の人々を対象とした心理作戦により、アメリカ国民を情報操作することは禁止しているようだ(Smith-Mundt Act of 1948/1972/1998)。

この文書、ところどころ黒塗りがしてある。コンピュータネットワーク攻撃等が不開示になっているらしい。それにしても、まだイラクでの情報戦略は展開中で、さらに国防省とPR会社との契約が問題となっているさなか、よく情報公開でこの文書が開示されてきたと感心。
開示された文書、ちゃんと読んでみたい。
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by yokopw | 2006-03-28 23:53 | PR  

屋外イベントでのPR

3/27の日経ビジネスでは、CMを超える心を刺すマーケティングを特集。タイトルのとおり、企業はTVでのCMから、様々なPR手法の模索を始めているというもの。

その一例として、「ファイト!一発!!」のリポビタンDの屋外キャンペーンが取上げられている。大正製薬では、2年前まで約200億円の年間広告宣伝費のうち、テレビの占める割合は80-90%と、「メディアの露出はCM」中心だった。しかし、売り上げ低迷で、広告宣伝費も削られ、戦略転換。新宿駅前など主要都市で、6Mの巨大な壁を設置し、ウォールクライミングに挑戦してもらう、リポビタンDを配るなど、大々的な屋外広告を展開したとのこと。イベントに参加してくれた人の名前やメールアドレスを登録してもらい、今後のマーケティングに活用。今後、CMは予算の75%に落とし、屋外イベントを拡充させていくという。

口コミ広告の手法を具体的に紹介している"Full Frontal PR"の中でも、メディア戦略の1つとして、屋外イベントの開催があげられている。Vespaというヨーロッパのダサいイメージのスクーター会社は、イメージを一新するため、カッコいいモデル達を雇い、スクーターに乗ってもらい、LAの中心の絵になる通りを走ってもらうというイベントを開催し、成功した話はかなり有名らしい。
本では、イベントの成功には、creativityもさることながら、locationも強調。みんなが行きたくなる場所を選ぶことが必要。さらにtiming。アメリカでは、主要紙の締め切りが水曜日なので、火曜日か金曜日に開催すべきなのだそうだ。
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by yokopw | 2006-03-28 00:25 | PR  

ブッシュ大統領がブログを推奨?!

ブッシュ大統領が、ブログや口コミを活用してイラクについてのいいニュースを流すことができると発言。
 
米軍記者を夫にもつ女性が、イラクでは復興も進み、いいこともたくさん起きているのに、一般のテレビ局では、悪いニュースばかり報道している。人々がイラクでのいいニュースを知るにはどうしたらいいかという質問。

ブッシュ大統領は、この質問に対し、ここにいるカメラの前で発言するとか、発言の機会がある度に言い続けることで言葉が伝わっていく(word of mouth)ということに加え、様々な情報伝達手段により、人々が実際に情報を集める方法も変わってきており、ブログや、米軍を支持するインターネットのサイトにアクセスするなどにより、言葉が広がっていくと発言。

イラクにおけるPR戦略については、米軍が米PR会社(Lincoln社)を通じて、イラクの地元紙に米軍に都合のいい記事を掲載させていたことが昨年末露呈し、問題となっており、「民主主義の原則である報道の自由を脅かしている」と、米議会内でも調査が進められている。

3/22のNew York Timesでは、内部調査により、PR会社がイラクのニュース配信会社に好意的な記事を掲載するよう買収することは、国防省との契約には違反していず、国防省はこのような行動を規制するために新たなルール作りが必要か、判断に迫られていると報道。

問題となっているPR会社の行動は、例えば、米軍の情報作戦部隊が記事を執筆し、リンカーン会社職員がアラビア語に翻訳した上で、フリーの記者等を装い、イラクの新聞社に持ち込む、あるいは買収して米軍に有利なニュースを流したといったもの。

ブッシュ大統領が「ブログを使って、口コミで、イラクが復興しているという情報をどんどん流してくれ」というインパクトは何だろうか。

世論の支持なくして、戦争は遂行できない。よって、戦争遂行者、つまりブッシュ政権がいかに「世論」を操作していくか、PR戦略を練るのはある意味当然。それに対して、報道メディアは、様々な立場を取材し、政府の政策が正しいのか、検証する役割がある。リンカーン社について報道したのも、ロスアンゼルス・タイム紙だった。

一方で、リンカーン社による買収のように、メディアも利益追求を目指す会社組織であり、有形無形の圧力をあちらこちらから受けている。

ブログは簡単に自由に情報発信できるのが最大のメリットだが、無責任・根拠のない情報発信も簡単である。

ブログが既存のメディアにどう絡み、世論形成にどういった影響を与えていくのだろうか?
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by yokopw | 2006-03-25 00:07 | communication  

WBC と イチロー

準決勝の韓国戦、決勝のキューバ戦は、普段野球をみない私でも1球1球にはらはらし、また、感動した。
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試合を通じて、特に関心をもったのがアメリカの審判とイチロー選手。
ここぞというチャンスで確実にヒットを打てるという安定感は、さすがとしか言いようがない。
が、その技術力に加えて、これまで、自分の道は自分で開くといったような孤高でクールなイメージを前面に出していたイチロー選手が、今回のWBSでは、「チーム一丸となって」と、日本チームを盛り上げて引っ張る言動が多かった。「3回同じ相手に負けることは許されない」といったのも、自分を鼓舞するというより、チームに対するメッセージに聞こえた。

実際に、韓国戦の時には、初回から積極的に塁にでて、盗塁を仕掛けて相手方にプレッシャーをかけ、チームにも意気込みを見せていた。

イチローは、何故、今回、これ程チームにこだわったか?
彼はアメリカでYoko Onoと並んで最も有名な日本人であり、メジャーリーガーとして様々な記録を打ち立てている。マリナーズでもなくてはならない存在。それでも、彼が中心となって、マリナーズをチームとして、盛り上げ、まとめ上げるとことの限界を感じているのではないか。
ベンチの中で落ち込んでいる選手にちょっと声をかける、冗談を言う、こういった些細なことをするのでも言語の壁や、価値観の違い等、結構難しいだろう。マリナーズの中で、一人着実に自分の記録はうちたてているものの、それがなかなかチームとしての「勝ち」に繋がってこない。一人の技術力だけではチームとして勝てない、そんなこれまでの限界を、今回の日本代表チームの中では乗り越えられたのではないか。

イチローは、「このチームで大リーグを戦いたい」ともコメントしていた。今回の試合を通じて、自分の居場所みたいなものを感じたのであろう。

ヤクルトの古田選手が記者のインタビューに「優勝したんですねえ~~。ちょっとうらやましい」と応えていた。本当に喜んでいる感が伝わる発言だった。
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by yokopw | 2006-03-21 20:47 | leadership  

Magician is a great storyteller

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Went to a “magic bar” where you can have dinner
while watching simple magic
just in front of you and
found that a magician is
an accomplished story teller!!

He performed a basic magic with simple props such as
playing cards and coins. As you can imagine, he picks
a playing card I drew, takes out a card from a place
I didn’t expect and puts a coin in my pocket with nobody noticing.

Of course I stared at his hands to see through tricks,
ended up being taken in. And found that I was baffled by his talks
as well as his tricks!
He leads my focus to where he wants to have by his skillful talks.
Or takes my mind off by letting me shuffle the cards or
other interactive communication. He carefully checked
where we were watching.

This reminds me of a comment about the presentation skill
of standup comedians, saying “great standup comedians
are accomplished story tellers.”

Comedians stand up before an audience with nothing between
you and the crowds who expect you will make them laugh.
Magicians handle props with fast hands but you cannot be
surprised or enjoyed just by watching their hands. (Oh, some
magicians may do magic like a mime but I think they are telling
a story with non-verbal anyway)
The skill of his story telling makes his artful tricks work as a magic.
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by yokopw | 2006-03-20 21:12 | in English  

e-mail? cell?? or fax???

The article “Why the Web is Hitting a Wall” describes about the stalling US
internet growth.

In Japan online takeup rates, such as tax declaration or
registration, remain very low, though the government spent
huge amount of money for making online available.
It shows people don’t necessarily take
online transaction more convenient than that through the previous channels.

Recently Japanese Fair Trade Commission introduced a leniency
program, giving 100% immunity to the first informant on the
anti-trust violation and 50% and 30% reduction to the second
and the third respectively. The amendment has come into effect
since Jan. 2006. How place in the order? To avoid a dead heat,
only one facsimile line is designated and order is placed based
on the reception time.

Almost one month have passed since I finally started up my blog
site but what I have learnt is that you need to spend considerable
time and energy to utilize it.
Like the co-existence of radio and TV, internet is just adding to our options, instead of replacing the previous channels.
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by yokopw | 2006-03-20 06:06 | in English  

eメール? やっぱり電話 ?? それとも・・?

アメリカでインターネットの普及率が頭打ちになっているとの記事がBusiness Week (3/20/2006)で掲載
アメリカ世帯でのインターネット普及率は64%。接続料金は下がり、スピードはアップしているにもかかわらず、今年は1%程度、2009年までにも67%までしか上がらない見込み。
理由は必ずしも「世代」や「経済的に困難」というだけではないところが面白い。調査によるとインターネットに接続していない者のうち、24%は収入$50,000以上、39%は大卒か相当レベル、29%は44歳以下。
ちなみに、テレビの世帯普及率はほぼ100%、DVDが83%、携帯電話78%らしい。

ところで、情報化白書(2005)でインターネットユーザーの各国比較がされているが、それをみるとアメリカは1万人中5514人、日本は4827人、一番高いのが韓国の6097となっている。

日本でも税や登記申告などオンライン手続は整備しているものの、オンライン利用率は低迷中。要するにインターネットよりも人々が従来の方法にメリットを見出していること。

例えば、2006年1月より公正取引委員会が課徴金減免制度を導入。公正取引委員会の調査開始前に、公取委が独禁法違反の事実を特定できるような情報提供などを行えば、課徴金を減免する制度。立入検査前の1番目の申請者は全額免除。同様に2番目の申請者は50%、3番目の申請者は30%それぞれ減額、立入検査後の申請者も30%減額。で、順番が大切になるわけで、同着を防ぐため、ファックス番号を1つとして、受信の時間で順位が決まることとしている

重い腰を上げてブログを開設し1ヶ月ちょっと経つが、ブログ1つとっても、やはりそれなりの時間をつぎ込まないと使いこなせないと実感。
ラジオとテレビが共存しているように、インターネットが既存のメディアの全てに取って代わるということは無理であり、どう共存していくかということなのであろう。
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by yokopw | 2006-03-17 04:25 | communication  

The Role of Moderator at Emergency Press Conference

Participated in a mock emergency press conference
organized by a PR firm.

Crisis scenario; Fire accident at an auto parts factory,
killing 2 employees, injuring dozens who are now in hospital.
Little damage to the neighbors.
Assuming 2 hours have past since the accident happened and
now the first emergency press conference is to be held.
The presenters are CEO, Director for Technology,
Factory Manager and PR Director who is going to be a moderator.

In making a deep bow with saying “we are sorry “in front of
the reporters under a rain of boos and catcalls like
“Murderer!!” and dizzy flashlights, you get nervous and
realize the difficulty to present yourself
even you know it is mock.

One of the things I learnt from this experience is
the importance of the role of a moderator.
You get all kinds of questions, some unexpected, some tricky,
some just whipping you up.
A skillful moderator can control traffic by saying
“let us answer for ○×Journal first”
while you are getting tons of tough questions
from overheated reporters.
Or he can dodge questions which you cannot answer right
away (such as accident record) by commenting
“we will prepare the materials ASAP”

The purpose of the emergency conference immediately
after the accident is to make an apology for letting the
fatal accident happen, fact situation, and further responses.

Since you are holding an interview with limited knowledge
toward the accident and the actions you are going to take,
you need to be careful to choose your words.
Especially CEO needs to show her sincerity rather than
her dodging skill with artful words.

Under such a situation, it is very helpful for presenters that a
moderator, rather in a neutral position under less pressure,
can handle questions properly.
In fact, I played a role of CEO, but thanks to the
excellent mediator, I was able to have time
to think toward questions, calm myself down and eventually
pull myself together.

Fortunately I haven’t made diredt use of this experience so far
but since then, I have come to pay more attention how
a moderator functions at press conferences or panel discussions,
especially with multi-speakers.
Unspectacular but key role a moderator has.
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by yokopw | 2006-03-17 00:37 | in English  

緊急記者会見における進行役の役割

あるPRコンサルが主催するセミナーで緊急記者会見を模擬体験したことがある。
自動車の部品工場で火災事故、従業員2名が死亡、数名が重症で入院中。現時点では
近隣への被害はないと思われる。事故から2時間経って最初の会見に臨むという想
定。会見に臨むのは社長、技術部長、工場長で、広報担当が司会。私は社長役。

「人が死んでいるんだぞ!」と実際にヤジもドンドンとび、フラッシュもバシバシた
かれる中で「すいませんでした。」と記者の前で頭を下げてみると、模擬ですら緊急
記者会見の難しさを実感する。

f0064307_0435095.jpgその中で、学んだことの一つが、司会役の仕切りの重要さ。記者の質問には、想定外のもの、わざと感情をさかなでるもの、繰り返しのものなど、いろんなものが入っている。記者が興奮して次から次へと質問を浴びせてくるのに対して「まずは○×社さんからお願いします」というような交通整理。あるいは、過去の事故の実績などを聞かれて、応えに窮したとき、司会の方で、「調べて直ぐに資料をお渡しします」というようなコメント。

事故直後の会見の目的は、死者がでるような事故を起こしてしまったことへの謝罪、把握している事実関係、今後の対応である。
まだ事実関係や今後の対応なども決まっていないことが多い中での会見なので、応えられないことも多く、言葉はかなり慎重に選ばないといけない。社長は「流ちょうに・言葉巧みに」話すというより、謝意と誠意ある対応を伝えることが重要になる。
そういう意味で、比較的ニュートラルな立場である司会が、ある程度、質問を裁いてくれるというのは、質問の矢面に立ちプレッシャーをかけられている社長には大変ありがたいはず。
模擬体験の時に、非常に慣れた人が司会役に入ってくれたので、私達会見者の方は、質問に対して考える時間や冷静になる余裕もできた。

幸いにも実際にこの体験を直接活用する場に遭遇していないが、これ以降、パネルディスカッションをはじめ、一般的な会見、特に話してが数名になる場合などでの司会/moderatorの役割に目がいくようになった。地味だが流れを左右しうる重要な役割を担っている。
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by yokopw | 2006-03-17 00:21 | communication  

取締役会議 進行のコツ

Guy Kawasakiが取締役会議の進行のコツを書いている
要約すると
⇒ 朝はじめるべし。8時それより早ければ早いほど効率的。
⇒ 簡単なアジェンダ(了承を得るだけのようなもの)から着手すべし。 
  これについては、重要な事項から初めて最後にまとめて簡単なものを
  やるということもありえる。いずれにせよ意識して順序を決めることが重要。
⇒ 最も強力な言葉は「目標を達成」、次に強力なのは「わからない」
  わからないと認めた事項については、次の会議までにフォローアップが必要。
⇒ CEOが会議の70%を取り仕切るべし。残り20%はCFO。
⇒ 会議の要点を絞ってプレゼンをする。つまり、
  ・ 好調なもの
  ・ 悪いもの
  ・ 取締役に何を期待するか
⇒ 取締役を驚かせない。悪いニュースは会議前に取締役の耳に入れておき、
  理想としては取締役が頭を冷やし、CEOは解決策を考えてから会議に望む
⇒ 取締役を出来る限り有効活用する方法を考える。

 基本的に、どの重要な会議には当てはまる内容である。
特に、悪いニュースについて、驚かせない!というのは重要。
びっくりして感情的になると何を言われるかわからない。
また、アジェンダの順序というのも、軽視しがちだが、
話の流れを左右することもある。もめるような案件がある場合は
それを最初に持ってくるのか最後に持ってくるか、
あるいは休憩前にするか等等によって、戦略も変わってくるだろう。

ただ一点。早朝会議は、低血圧の私には、効率のよさより起きるつらさの
方が勝っているような・・・・
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by yokopw | 2006-03-15 00:23 | communication