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PR会社の躍進?

2006年1月19日のEconomistにpublic relations業界についての記事が掲載。

結構面白い内容なので、ちょっと紹介。
ビジネスにおいてPRは益々重要なマーケティング手法となってきている。PRの目的は、記者レクを開催、資料配付、目立つイベントの開催、インタビューのセット、無料サンプルの配布等を活用して、メディアでよく取り上げてもらうこと。
テレビの昼のドラマをマーケティングのチャンスとして新たに活用するなど、先進的な戦略で有名なP&G (Procter & Gamble)は、従来の広告と比較してPRはより効果的との内部の検討結果を発表している。原因の一つは他の広告手法と比べてPRが低コストであり、P&Gの場合はブランドマーケティング予算の1%にすぎない。

P&GがPRをより活用し始めるのであれば、傾向は確か。Veronis Suhler Stevenson(NY投資銀行)の試算では、アメリカでのPRへの支出は年々増加しており、昨年は約4000億円、年9%でのびていくと予測。また、イギリスのthe Center for Economics and Business Researchの調べでは、PR業界には約48,000人おり、うち80%は会社や団体に所属しており、分野では公共部門、保険・健康、慈善団体が過半数とのこと。

多くのPR会社は広告業界に君臨する巨大グループに統合。巨大グループであるInterpublic(米)はGolinHarrisやWeberShandwick、Omnicom(米)はFleishman-HillardやKetchum、WPP(英)はHill & KnowltonやBurson-Marshtellerを保有。それぞれのPR会社は専門もあり、例えば、WPPのFinsburyは会社・財務関係のPRが強みであり、最近はTony Blairの息子、Euanがインターンで採用されたということで注目を集めている。OmnicomのClark & Weinstockは口コミ(reputation)や危機の管理、InterpublicのPMK/HBHはエンターテイメントが強い。独立系で大御所といえば同族会社であるEdelman。最近ではマイクロソフトのXboxゲーム機の販売関係を担当。

ウェブ、ケーブルTV、衛星放送など、メディアが多様化するに従い、簡単にPR内容が公表される可能性が高まっている。PR業界から何のチェックも編集もなくPR情報が公表されている事実を指摘するメディア批評家もいる。業界の中にも懐疑的な意見もあり、NYのPR会社社長は、コンサルタントを羨む同僚も多いという。何の特徴もないが故にPR会社に頼み込むクライアントもある。時にはPR会社がセンセーションを巻き起こすこともできるがいつも成功するわけではない。PRが効果があるには、ちゃんとしたストーリーが必要、と同社長はいう。
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by yokopw | 2006-02-05 23:03 | PR