カテゴリ:ちょっと考えたこと( 11 )

 

核をめぐる二枚舌

オバマ大統領が4月5日、チェコの首都プラハで演説。核兵器を使用した唯一の核保有国として行動する道義的責任があるとして、「核兵器のない世界に向けた具体的な措置を取る」と宣言。
一方で、北朝鮮のテポドン打ち上げに続いた核実験により、核議論が盛んになっている。

そもそも北朝鮮のテポドン発射にかかわらず、オバマ米政権の発足以来、なぜか機会をとらえて日本政府は同盟の重要性を確認するだけでなく、核の傘の維持(核抑止を含めた米国の日本への防衛)を執拗に念押っしている。
(2月17日=クリントン国務長官訪日▽同24日=ワシントンでの日米首脳会談▽3月31日=オランダ・ハーグでの日米外相会談。▽同24日=日米首脳電話協議)

オバマ大統領のかなり思い切ったプラハでの演説に賛辞を送ったり、今秋予定されているオバマ大統領訪日の際に広島によるよう要請したりしている(ちなみに秋の訪日は、中国に行くのに配慮して日本に事前に寄ることがが予定)。

そもそも核をめぐっては、日本政府は国内(やアジア向け?)には非核三原則などを提唱しながら、一方で、たとえば、佐藤栄作首相が1965年、首相として初訪米した際のマクナマラ国防長官との会談で、中国と戦争になった場合には「米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と、先制使用も含めた核による即時報復を要請したり、米政府と核持ち込みについての密約を交わしたりしている。

表向き核廃絶をしたい、でも、実質、核の脅威がある以上、核に守ってもらわないと困る、っていう外交はいつまで続くのだろうか。
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by yokopw | 2009-06-02 12:06 | ちょっと考えたこと  

駐日大使

19日、駐日大使に、シリコンバレーの弁護士事務所最高経営責任者(CEO)で、オバマ氏の大統領選を資金集めの面から強力に支援したジョン・ルース氏(54)を指名する方針を決めた。。。らしい

 ジョセフ・ナイ元国防次官補・ハーバード教授に1月初め、打診があったって報道がなされていたが、それからだいぶたつので、ナイ教授、断ったのかなぁって思っていたのだが。。。。残念。。。。。

 オバマ氏の出馬表明前の同年2月初め、自宅で資金集めパーティーを開いたのを手始めに、大統領選を通じて多額の献金を集めたという。大統領就任式では、オバマ氏から数列目のVIP席を用意されたらしい。

 高額献金者が大使等等抜擢されるというのも、わかりやすいというか、大胆な制度だよねぇ。
 
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by yokopw | 2009-05-20 13:46 | ちょっと考えたこと  

スキンバンク と 中川大臣出席G7会議

NHKでNGOスキンバンクについての特集をみた。

亡くなる方から皮膚をもらい、それを冷凍保存し、重度の火傷等により皮膚移植が必要となった時に病院から連絡が入り、皮膚を届けるというのがメインの仕事。この事業を3名のコーディネータで行っているというのだが、なんと、スキンバンクは日本に1つしかないという。
それも、今、資金難で存続の危機だとか。昨年の運営費は2800万円、うち、3/4程度が企業の寄付で、1/4程度が病院の会員費で賄われているが、うち、1700万円を寄付していた企業が倒産してしまったのだという。3月からはコーディネータを一人減らす方向。
しかし、皮膚の提供は、亡くなってから6時間以内に採取しないといけないという。急に病院から呼び出しがある場合も多く、コーディネータが減るということは、それだけ緊急な対応ができなくなるということ。他に同様の事業を行っているところはないので、折角提供してくれるという申し出も、無駄になってしまう。

その直前のニュースでは、中川大臣が辞任をするきっかけとなったG7会議についての国会質疑の場面が流されていた。その中で、今回の会議には22名の随行があり、計6000万円の経費がかかったという。

納税者100人が100人とも、スキンバンク事業に旅費の半分でいいから投入されるべき、って思うと思うのだが、そうはお金が流れないところが、制度の難しさなのだろうか。
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by yokopw | 2009-02-19 21:50 | ちょっと考えたこと  

風力発電

についての話を聞いた。
ヨーロッパでだいぶ普及しているようだが、日本は湿気も多く、梅雨もあり、台風もあり、加えて地震もあり、ヨーロッパの機械をそのまま簡単に導入すればいいというわけでもないらしい。野ざらしなので、維持管理にもだいぶコストがかかるとか。
また、プロペラの先端までは100m近くになるらしく、運んでくるのも大変であれば、組み立てるにも特殊なクレーンが必要。よって、運送にも港湾だの都道府県だの警察だのとあちらこちらと調整をしないといけないらしい。加えて、住民からの理解を得るのも簡単ではないらしい。

が、クリーンエネルギーとしての期待は高いわけで、外国から運んでこずに日本で作ればいいのに!と思うのだが、なぜか、日本のメーカーは太陽発電の開発には何社もかかわっているが、風力発電はあまりなく、それも輸出用で国内用ではないらしい。コスト・パフォーマンスに見合わないってことなのかな。
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by yokopw | 2009-01-29 15:57 | ちょっと考えたこと  

中国の海外アニメ放送禁止時間

北京放送で、20日、国家広播電影電子総局は、全国のテレビ局に対し、すべてのチャンネルにおける海外アニメ放送禁止の時間帯を5月1日以降、これまで(2006年9月1日から実施)の午後5時~午後8時から午後5時~9時に延長しなければならないと通達をだしたとのこと。この時間帯には必ず国産アニメでないと流さないということらしい。
こんな政策をとっていたとは驚き。さらに、北京オリンピックを控えて規制を広げる方向っていうのも驚き。日本のアニメブームに危機と感じてのことなんだろうか。
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by yokopw | 2008-02-21 23:01 | ちょっと考えたこと  

グーグル検索履歴が証拠に・・・

アメリカの検察当局が、“Wi-Fi通信電波を妨害する方法”など、被告がグーグルの検索で使用した用語をハッキング行為の証拠の一部として提出。シカゴ連邦控訴裁判所において、有罪を認めた一審判決を支持した。

グーグルで検索した言葉が有罪判決の証拠として使われたのはこれが初めてというわけではないらしく、ノースカロライナ州での殺人事件では、被告が「首」「へし折る」「押さえつける」といった言葉を検索していたことを検察が証拠の一部として提出しているらしい。
ただし、検察側がどのように入手したのか、グーグル側が警察に命じられて提出したかどうかは明確になっていない。

グーグルは、プライバシー指針で、利用者がウェブを閲覧する場合に、ブラウザーが送信した情報が自動的に記録されると明記している。記録される情報には検索用語、IPアドレス、検索日時、そして利用者がクッキーの送受信を許可している場合は、利用者のコンピュータ識別情報が含まれる。グーグルは、利用者が検索結果からリンクしたサイトの追跡も可能であると認めているらしい。
問題は、グーグルが何年分その記録を保存しているか、何かに分析等に利用しているのか、誰かに提供しているのかっていうことであろう。

AOLは昨年、検索用語を記録する利用者ログ2000万件から、無作為で選んだ65万件のログを公開し、いかに重大なプライバシー侵害をもたらすおそれがあるかを実証したらしい。

検索用語が証拠として使われるってきいて、直感的に怖い!って感じるのだが、何故か。
“こういう情報を集めていた”というのは、これまで、図書館での貸出履歴や本や品物の購入、通話記録とかで立証していたんだろうけど、検索用語自体を証拠として使われることの違いは、例えばある人の検索履歴をたどれば、その興味の範囲や生活スタイル、購入品まで広範囲にわたって簡単に把握できちゃう可能性があるっていうことか。もちろん、検索用語だけで容疑を立証しているわけではないだろうが、ちょっと思い付いて検索してみただけのものが証拠能力をもってしまうと、思想的なチェックにまで展開されてしまいそうな怖さも感じる。

一方で、グーグルのような検索エンジンは、日本の個人情報保護法やアメリカのプライバシー法の対象とはなりにくいだろう。そもそも検索用語やIPアドレスだけで“個人を識別することができる個人情報”というのは難しいのではないかな。他にグーグルがどんな情報をもっていて、名寄せとか照合とかできるのかっていうことにもよるんだろうけど。
何かアメリカで問題が起きたりしたときに、規制法みたいのができるのかなあ。
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by yokopw | 2007-03-12 20:35 | ちょっと考えたこと  

「いじめによる自殺」に対する学校の対応

Excite エキサイト : 社会ニュース

驚いた。まず、学校の先生が父兄からの相談を同級生に流し、いじめられる原因を作り、さらに学生と一緒にいじめる側に周っていたという事実に驚いた。

加えて、学校の対応や校長先生のインタビューにさらに驚いた。
例えば、いじめがあったのかどうか事実関係を調査するため、生徒にアンケートをとったらしいが、1度目は記名式で「(自殺を含め)ふだん思っていることや教職員への要望」という問いできいたらしい。当然、具体的な回答が得られなかったとのことで、月曜日、再度無記名で実施したとか。校長のインタビューもニュースで断片的に見ただけだが、生徒に対して「いじめ」という言葉を使わず「プレッシャー」といったとか、遺族の前では教師によるいじめと自殺との因果関係を認めたが、それは判断が早急すぎたと弁明するとか、どうも事態を小さく収めようとして、結果的に大きくしてしまっているようにみえる。

自殺した生徒は、誰にいじめられたとか一切書くこともなく、ノートの端っこに、お小遣いは学級にあげてほしいというようなことが書いてあったという。優しい子だったんだろう・・・
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by yokopw | 2006-10-17 23:35 | ちょっと考えたこと  

メキシコ・グアダラハラ(1)

グアダラハラ(Guadalajara)にいってきた。
日本で言うと大阪のような位置づけの都市。つまり、首都メキシコシティに次いで人口の多く、首都から飛行機で1時間程度離れている。

飛行機を降りてターンテーブルでトランクが出てくるのを待つ。が、出てこない。段々周りの人がいなくなっていく・・・いやな予感。・・・やっぱり!
初ロストバゲッジ体験。ここからがさらに長い。何人か職員はいるが、どうもロストバゲッジ担当は一人らしく、ロストした人数名がその人の前に列を作る。で、彼は一人一人、どんなトランクか、住所はどこか等等等等聞いていく。他の担当者は列にはまったく関心なく、同僚と楽しそうにじゃれている・・・。
何とか手続きが終わって空港をでると既に夜9時頃。タクシーに乗り、ホテルを告げる。スペイン語はなすか?ときかれ、Noと答える。が、彼はスペイン語で楽しそうに話続ける。あれは○×だ、とか、さっき事故がおきて渋滞している(想像)とか。このタクシー運転手に「わからないっていってるだろ!」と一人突っ込みを入れながらがんばって聞いているうちに、さっきのイライラは解消。何とも呆れるくらい明るいのだ。

極めつけは、帰国前夜。夜7時からパーティが始まった。メキシコの伝統音楽マリアッチ(mariachi)にあわせてフラメンコのようなダンスが始まる。で、テキーラ(グアダラハラが産地)
を飲みながら夕食を食べ、音楽も楽しみ、そろそろもう終わりかなあという11時頃、アンコール(Hola! Hola!! と騒いでいた。スペイン語ではこれがアンコールということか?)が始まる。
なが~い1曲がやっと終わった、と思ったら、すぐに別の曲、また別の曲・・・明日の朝5時半におきないといけないのに・・・永遠25曲ぐらいやって、1時頃やっと、終わりに。(ちなみに、私たちがみんな部屋をでても、なお、演奏は続いていた・・・)  なんとも明るい人たちなのだ。
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by yokopw | 2006-10-16 22:36 | ちょっと考えたこと  

村上会見は何のため?

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Excite エキサイト : 社会ニュース
村上代表が逮捕直前、会見を開いたというのにはかなり驚いた。
エリートまっしぐらできた人が、過ちを認め、頭を下げるという方法を選んだのは、率直にすごいと思った。ニュースで80分にも及ぶ会見模様を一部みただけだが、彼が話していた内容にも共感するところも多かった。
そもそも、かなり頭の切れる人である。加えて、ファンドを立ち上げた1999年という年は、バブル崩壊後10年がたっても先行きが見えず、首相もどんどんかわって森首相になっていたころで、日本全体的に閉塞感が漂っていた。彼は、自らが日本を変えるという意気込みで通産省をとびだしたということからも、志は高かった(はずだ)。
もしライブドアに意図的に仕掛けたとしたら、まさか、インサイダーなんて、初歩的なところで足下を救われるようなことをするのか、不思議でしょうがなかった。昨日の会見は、その後、自分に不利に働くかもしれないというリスクを負ってでも、自分の主張を思いっきりいいたかったのかなあと、ちょっと意図がわからずにいた。

が、今日になって、検察側から、村上代表のインサイダーは単なる過失のレベルではなく、彼が筋書きを作っていたものだ、つまり、昨日の村上代表の会見とは全く異なるという主張が報道される。昨日の会見はウソだらけってこと??!では、会見の目的は??
もちろん、株主達全員に説明できないから、一斉に自分の潔い決断を伝えるという意味はある。が、それだけにしては、あれだけのウソを公器を使ってばら撒くのは危険すぎる。
思いつくのは、昨日の会見は、堀江さんをはじめとする旧ライブドア幹部に対し、自分はこういう筋書きで行くぞ!というメッセージを伝えたかったってことではないか。今回のインサイダーの証拠となったのがライブドア関係者の証言やメールっていうことであれば、自分はこういう筋道でいくから、これのストーリーで頼む!っていう合図だったのかなあっと。
昨日の会見の内容がウソだとするなら、非常に残念だし、やらない方がよかったのではないかと思う。
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by yokopw | 2006-06-07 00:22 | ちょっと考えたこと  

日本発の特許

今日の日経夕刊で、2005年度の完成車輸出額は10兆円突破というニュース。
日本の自動車輸出拡大が続いているという。

一方、特許という観点から自動車をみると、自動車での特許で日本発というのは、ドアミラーがぱたんと倒れるものだけで、あれが唯一の日本発の自動車関連特許らしい。1つの自動車にいくつの特許が関連するのかしらないが(何百?何千??)、エアバッグにせよABSにせよ、ワイパーにせよ、みんな海外の会社の特許ということだ。トヨタがGMの製造台数を抜くかというところまでシェアが進んでいるのに、である。外側の数字とは全然違う、シビアな現実。

知的財産権は、「情報」が対象で、目に見えにくいものだから、なかなか価値が換算されずにいたが、今や、企業の価値や大学の教授の評価などにも特許が加味されてきているし、「国際競争力」に不可欠な指標。日本は割りと、知的財産権への感覚が甘いといわれてきていたが、それでも訴訟も増えているし、報酬額もここ数年で桁違いに上がってきている。

一方で、グーグルに代表されるオープンソースの流れ。
発明よりも製造力の強さで海外への成長力を伸ばしてきた日本のメーカにとっては、オープンソースの流れは、どう影響するんだろうか。素材だけ与えられて、「何が作れるか、競争」みたいになるから、余計にハードルがあがるのかな。
いずれにせよ、特許や著作権は期間も国際的に長い方にあわせる傾向がでてきているようだし、保護対象となったものはがっちり保護し、権利が放棄されたものはみんなで共有みたいに、ラインがくっきりしてきているようだ。

ところで、日本の技術といえば、アップルのiPodで日本の技術は1つだけ使われているという。裏のメタルを磨く技術で、食器で有名な燕三条の技術をつかったらしい。Steve Jobsの方針で、ピッカピッカに光るメタルというオーダーを受けて、社員が世界中を探し回ってみつけたとか。よく探し出したものだ。
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by yokopw | 2006-05-22 23:27 | ちょっと考えたこと