イタリア人 vs 日本人 / 1人 vs 多数

日本・イタリアのカジュアルな交流会議の開催について、イタリアの方がやってきた。そもそもは、“交流会議をやりたい”と突然イタリア側が提案。これまで面識がなかったので第三者からのメールを介して、日時を設定して、こちらは当オフィスでお待ちしていた。

時間通り、ピンクのシャツに紫のネクタイ、ショーンコネリ風の男性がやってきた。しかも単身で! ちなみに、結構偉い人である。組織としてもかなりおっきいところの。さらに、今回の訪問の目的は、向こうが提案している「交流会議」についての事務的な打ち合わせであり、表敬訪問とかではない。

単身に加えて、なんと、手ぶら!!繰り返すが、このミーティングの目的は、イタリア側が提案している交流会議の事務的な打ち合わせ。こちらは、会議の段取り、スケジュール等等教えてもらうのを期待しているのである。

 名刺を交換し、着席。彼はまず、「学校みたいだねえ」と笑いながらコメント。長い簡易机がロの字に並べてある会議室だったのだが、イタリア側が一人、対面する形で日本人側がずらずらっと5-6人ならんでいた。 彼は説明を始めた。「イタリア側からはMr.○○が講演。彼はこの分野ではGod Fatherみたいなもので、~~God FatherといってもMafiaじゃなくってねえ」と冗談を交えながら。

 煙に巻かれたような日本側は、順次質問をするが、「まあ、初回だから」「目的は仲良くなることだから~」と分かったような分からないような回答を得て1時間後に会議は終了。

 彼はにこにこしながら、ミッション終了という笑みをうかべて帰っていった。後で分かったことだが、玄関まで送っていった日本側の女性に「今後、コンタクトを取りやすくするために」と携帯番号を聞き出していた。

なお、会議本番での数々のロジのトラブルについては、説明するまでもない。ただし、日本側にとってのトラブルであって、イタリア側にはちょっとしたhappeningといったところだろうか。

会議の際、日本側は関係部局が全員かき集められていたのだが、出席者が多いことによるデメリットが若干目に付いた。もちろん、メリットもある。まず関係部局から「聞いてないよ」発言を封じ込める意味は大きい。加えて、情報伝達についても内部での誤解は少ない。

ただ、役職を気にして、偉い人から発言をするのを待つ、あるいは、誰か他の人がしてくれるのではないかとキョロキョロしている間にタイミングを失うといったようなことから、相手と意見が分かれた点について、反論しきれなかったような場面もあった。

今回は大した内容の議論ではないが、重要な事項を決めるような時、出席者の顔ぶれを見てその場の雰囲気でそれぞれが自分の役割を判断して話す、あるいは話さないという日本のやり方はちょっとリスクが大きいのかもしれない。
[PR]

by yokopw | 2006-02-20 20:36 | communication  

<< ブログは将来の主要メディア? アメリカ政府のメディア予算 >>