プロデューサーズ (Producers)

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ミュージカルでかなり評判が高かっただけに、ちょっと期待外れ。
映画はメル・ブルックスの1968年の監督作品「プロデューサーズ」のリメイクということになるが、ミュージカルと同じディレクター、同じ歌で殆ど同じキャストらしい。

「売れないミュージカル」を作って、制作費を持ち逃げしようと、最低の脚本に最低の演出家をそろえる。それが何故か予想に反して当たってしまうというもの。ストーリーも独創的だと思うが、設定にもひねりが加わっている。主役で落ち目役のプロデューサーMax Bialystockと小心者の会計士Leo Bloomはユダヤ人という設定。さらに、誰もが「そうだよなあ~」と納得する最も売れなさそうな脚本っていうのが、ヒトラーを礼賛する「春の日のヒトラー(Springtime for Hitler)」。
つまり、ブロードウェイでお金を握っているのはユダヤ人だし、彼らが考える最低のミュージカルというのは、当然、ヒトラーの礼賛。プロデューサーにとっては最低だと思う内容のミュージカルでも、当たるかどうかは客の気分次第ということも皮肉っているのかな。

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プロデューサーMax役のNathan LaneもLeo役のMatthew Broderickも、その多芸さは十分発揮されていたと思う。また、スウェーデンの女優志望という設定のUma Thurman
もかなりインパクトがあった。
それでも、何故か、うたっている間とか、間延びしているというか、集中力がとぎれてしまうところが結構あった。

一人とかあるいは三人くらいの人数で、ドタバタ踊りながらダンスというのは、ミュージカルでは動きに惹き付けられるので、多少同じような動作の繰り返しになったりしても十分楽しいが、映画だとそういう迫力がなくなってちょっと飽きてしまった気がする。
監督は映画には初挑戦だったらしいが、やはり映画とミュージカルとでは、アピーリングポイントが違うようだ。

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とはいえ、終わり方も非常にコミカルで、「転んでもただでは起きないユダヤ人」的なところを表していて、ストーリーは最後まで面白い。
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by yokopw | 2006-11-02 23:40 | 映画  

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