グアンタナモ収容者の自殺はPR

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グアンタナモ米軍基地で先週土曜日にテロ容疑者3人が首つり自殺。これについて、グラフィー国務副次官補が「関心を引くためのいい宣伝行為(a good PR move to draw attention)」と発言、波紋を広げている。

彼女は、国務省のpublic diplomacyとして、イスラム諸国での対米感情の改善を担当している。なのに、11日、BBCのインタビューで、「彼らは自分の命に価値を見出していない。もちろん、私たちの命についても。自爆行為を聖戦と位置付けているわけで、抵抗のためには命もいとわない。しかしこれは、関心を引くためのいい宣伝行為」と発言。
さすがにこの発言について、マコーマック国務省報道官は記者会見で、「自殺を宣伝行為とはみていない、ブッシュ大統領も自殺について非常に遺憾に思っている」と、大統領の言葉を引用して、火消しに。

今日(14日)ブッシュ大統領がイラク入りしたが、大統領のイラク訪問を数日後に控えていたタイミングでのこの発言に、周りはびっくりしたことだろう。
収容者の自殺がPRにみえるというのは、グアンタナモという「問題」に関心をむけたくないという、完全に管理者側の視点。イスラムにおけるアメリカのイメージアップを担当する人の発言としては、あまりにも軽率。
皮肉なことに、この発言が、かえって収容者の自殺に焦点をあてることになったようだ。

なお、グアンタナモ収容所については、国連の拷問禁止委員会が5月19日、拷問禁止条約に基づく対米審査結果を発表し、キューバのグアンタナモ米海軍基地と、外国人テロ容疑者を収容する秘密拘禁施設について、条約違反であり閉鎖されるべき、と勧告している。米国務省は、拷問禁止委員会の権限を超えているとして受け入れを拒否している。
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by yokopw | 2006-06-14 19:30 | PR  

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