日本発の特許

今日の日経夕刊で、2005年度の完成車輸出額は10兆円突破というニュース。
日本の自動車輸出拡大が続いているという。

一方、特許という観点から自動車をみると、自動車での特許で日本発というのは、ドアミラーがぱたんと倒れるものだけで、あれが唯一の日本発の自動車関連特許らしい。1つの自動車にいくつの特許が関連するのかしらないが(何百?何千??)、エアバッグにせよABSにせよ、ワイパーにせよ、みんな海外の会社の特許ということだ。トヨタがGMの製造台数を抜くかというところまでシェアが進んでいるのに、である。外側の数字とは全然違う、シビアな現実。

知的財産権は、「情報」が対象で、目に見えにくいものだから、なかなか価値が換算されずにいたが、今や、企業の価値や大学の教授の評価などにも特許が加味されてきているし、「国際競争力」に不可欠な指標。日本は割りと、知的財産権への感覚が甘いといわれてきていたが、それでも訴訟も増えているし、報酬額もここ数年で桁違いに上がってきている。

一方で、グーグルに代表されるオープンソースの流れ。
発明よりも製造力の強さで海外への成長力を伸ばしてきた日本のメーカにとっては、オープンソースの流れは、どう影響するんだろうか。素材だけ与えられて、「何が作れるか、競争」みたいになるから、余計にハードルがあがるのかな。
いずれにせよ、特許や著作権は期間も国際的に長い方にあわせる傾向がでてきているようだし、保護対象となったものはがっちり保護し、権利が放棄されたものはみんなで共有みたいに、ラインがくっきりしてきているようだ。

ところで、日本の技術といえば、アップルのiPodで日本の技術は1つだけ使われているという。裏のメタルを磨く技術で、食器で有名な燕三条の技術をつかったらしい。Steve Jobsの方針で、ピッカピッカに光るメタルというオーダーを受けて、社員が世界中を探し回ってみつけたとか。よく探し出したものだ。
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by yokopw | 2006-05-22 23:27 | ちょっと考えたこと  

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