皇帝ペンギン/ March of the Penguins
2006年 05月 01日
皇帝ペンギンの1年間を追ったドキュメンタリ。
1年間という時の経過をずっと追っているのに加え、男性と女性のナレーターにフランス語で「シュポシュポ」とささやかれると、ペンギンどうしが愛を語らっているように聞こえ、ドラマ性を感じる。
丸っこくて、短い足でヨチヨチ歩く、のんびりとしたイメージのペンギンだが、極寒地でのかなり過酷な生活。イメージとのギャップが大きい。
100キロもの長い道のりを20日間かけて歩き、出産地に赴く。そこで、求愛し、卵を産み、ママがエサをとりに戻っている間、パパがひたすら卵を温める。
驚きだったのは、産んだ卵をパパに渡すところ。当然、足でキックするしか方法がないが、ママの足を離れてすぐにパパが卵をキャッチし、足の上に乗せないと、卵が凍ってしまう。実際、キャッチに失敗して凍ってしまった卵も。
また、卵から孵った赤ちゃんペンギンの敵はいっぱい。鳥に自分の子どもを襲われ、食べられてしまった親が、気が狂ったのか、他の親から赤ちゃんを取り上げようとしている場面もあった。
動物の映像は「スナップショット」でみること多いが、ライフスパンで見ると、発見も多い。
by yokopw | 2006-05-01 23:28 | 映画