プロパガンダ・ポスター(WWI)がオンラインで公開

東大情報学環アーカイブで、第一次世界大戦期のプロパガンダ・ポスター・コレクションがオープン、オンラインで簡単に見られるようになっている。
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最も有名なのは、アンクル・サムが見る者に向かって指で指し
"I WANT YOU" と迫るアメリカの募兵ポスターであろう。

全661点で、うち、約3分の2がアメリカにおいて制作・発行されたもの、他、カナダ、イギリス、フランス、インド、イタリアのものもある。言語も主に英語だが、それ以外にも、フランス語、ロシア語、ヘブライ語、イタリア語、ポーランド語なども入っている。

f0064307_23541456.jpg戦争期のポスターなので、募兵や募金、節約や労働提供を求めるものなどが中心。インパクトがあるものは、やはり、力の入れ方が違うのか、募兵を呼びかけにおおい。
女性が軍服をきて、「男性だったらなあ(I wish I were a man)」という募兵ポスターは、当時の人気のイラストレーターが作成しているものらしいが、当時として、は結構、画期的な発想だったのではないか。

また、カナダのポスターだが、「私も募金する」とインディアンが言っている。インディアンですら協力しているのだから、あなたも!というメッセージが伝わってくる。インディアン迫害の歴史を考えると、なんとも皮肉なポスターであるが・・・
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アメリカが他の国、(例えばセルビアno.411、イタリアno.253、)のために戦争協力を呼びかけるポスターを作ったりもしている。アメリカがPRの重要性を最も早く認識したということであろう。
対戦国をあざけるような扇動的なポスターは見られなかった。

ところで、これらのコレクションは、外務省情報部が収集したポスターを東大が譲り受けたものらしい。
外務省自身が所有していたら、こんな形で公開されてこなかったのではないかという気がする。
韓国の現政権では、歴史文書を積極的に公開する方針をとっているが、「情報の公開」も重要な外交戦略であり、情報を囲むばかりでなく、特に歴史的な情報については、戦略的に公開を進めるべきである
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by yokopw | 2006-04-14 23:58 | PR  

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