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Google、検索結果の順位を下げたと訴えられる

3/18のニュースだが、子供に関するあらゆる情報を集めているサイト、KinderStartが、Googleに対し、理由も警告もなく検索結果のランキングを下げたことにより不当に顧客を奪ったと、米カリフォルニア地裁に提訴。損害賠償とGoogleがどうやってサイトのランクをつけているかという情報提供を請求。

Googleは特許を取得している検索ランキングシステムは営業秘密であると徹底的に防衛する構えで、また、検索結果の提示に仕方はGoogleが決める権利があると主張。

一方、KnderStartは2005年3月にGoogleが前触れもなく同社の検索ランキングを変更したことにより、70%の顧客(サイトへのアクセス者)を失い、結果、80%の利益減となったと主張。KnderStartと入力すると、YahooやMSNなど他の検索エンジンではトップにくるとのこと。また、ウェブ検索の独占的地位を占める企業として、GoogleはKinderStartのサイトの内容を表示する検索結果をださないことにより、憲法で保障されている表現の自由を奪っているとも。

Googleでの検索結果が上位にくるよう手助けするビジネスは既に存在しているが、検索結果が上位にくるように小細工をしているサイトに対しては、Googleは不利益な取扱いをしているらしい。

表現の自由とは大げさな・・・とも思ったが、世界中のサイトの検索という市場をこれだけ独占してくると、「公器」としての役割が期待されてくるのは当然。検索結果のランキングがいかに公平になされているかっていう説明責任を求められてくることになるのであろう。公平性が疑われれば、最終的にはGoogleの信頼が失墜することになるわけだが、例えば、ある検索単語で結果がヒットしないと、不当な取扱いを受けているとして損害賠償請求を受けるとか、あるいは、独占禁止法の適用なんてこともあり得るのかなあ。

by yokopw | 2006-04-04 19:44 | PR  

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