ネットワーキングはアメリカ人の特質??

今日、梅田望夫さんの「ウェブ進化論」をたまたま書店で発見。興奮して即購入。Googleっ
てみたところ、梅田さんのブログにたどり着き、まず、アメリカの大学生のネットワーキングについて記述が目に留まった。
 
僕がなぜ「アメリカの大学生のネットワーキングの凄さ」を取り上げたかというと、 これはアメリカという国の成り立ちとも密接に関係するが、次のような前提があるからだ。
・アメリカは徹底的なエリート社会、競争社会(二極化、格差社会は当然の前提)で、高校生くらいから「エリート」は自覚を持って、きわめて戦略的に生きる。好き嫌いは別として。
・特に富裕層の子弟が小中高と受けている教育は、はたで見ていてもやっぱり凄いなぁと思うことがよくある。「考える」ことと「表現する」ことを徹底的に仕込んでいるような気がする(アメリカ全般で言っても、上位の学校はだいたいそうらしいけれど)。また彼ら彼女らが進むトップクラスの大学の教育レベルも世界的にみて高い。しかも大学間で競争がある。
・日本に比べてアメリカは、大学を出て十年から十五年で、若いエリートたちが社会の中枢(大組織内)でかなりきちんと大きな仕事をし始める。だからエリート大学生の間で、もし新しいワーキングスタイルや考え方が広く定着するのならば、変化を好まないことでは洋の東西を問わない大組織も、米国では案外早く変化するしれない。

なるほど。アメリカの大学生のネットワーキングが凄いのは確か。でも、これってアメリカという国の成り立ちとか、アメリカ人としての特質といったような根本的なものというより、キャリア制度とかもっと表層的な社会制度の問題なものなのではないかと。っていうのも、アメリカ人って、人間関係はかなりドライ。何人かのアメリカ人とハウスシェアをしたこともあるが、結構その場限り。職場でも帰りに何となく一杯、、なんてことはない。高校卒業以降、大学、就職、転職、大学院、また転職、と広い国土を転々とするからかもしれない。彼氏・彼女といった"significant others"を常備することでバランスをとっているのかなあって思ったこともある。
一方で、“ネットワーキング”は一つのキャリアスキルと位置付けられていて、在学中も、"ネットワーキング”イベントがいろいろな開催されていたし、大学の同窓会組織などもしっかりしていて、卒業しても月に1回くらいメールやら手紙やら、寄附のお願いやらいろいろ届く。
これには合理的な理由があり、就職、あるいは、そのポストを維持するためには、ネットワークが有効だからである。

日本の学生も、大学名で就職し、終身雇用・年功序列で働いていた頃とはだいぶ変わり、今の大学生はもっと戦略的に将来のことを考えているし、そういう観点から人脈作りに対する意識も変わってきていると思う。社会人の中でも、流動性が高いIT業界などは、社長間のネットワーキングなども活発なようだ。今後、日本でもネットワーキングがスキルとして認識されてくるような気がする。

ということで、これから、読書開始!
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by yokopw | 2006-04-01 12:24 | communication  

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