China's Media Control

中国では利用者1億人を超えたインターネット通信を統制するために
約8億ドルを投じ、2008年完成を目指してネットの検閲システム
(Golden Shield Project)を構築中らしい(3/12日経新聞)。
加えて、公安省では、5万人とも言われているネット警察を動員して
情報の遮断、反体制的言論の発信者を摘発しているらしい。

このGolden Shield Projectだが、何とも違和感が残るのは
GoogleやYahooといったアメリカ企業が協力しているということ。
これについては、アメリカでも賛否両論おきているらしい。

当然、表現の自由を標榜するアメリカの企業が言論を封じ込めるためのシステム
構築ビジネスを請け負っていいのかという一方、
検閲システムを構築したところで中国の変化はいずれにせよ止められないのだから
目くじらをたてなくてもいいのではないかという意見も。

確かに、政府は政府、企業は企業であり、
政府の政治的方針に私企業が縛られる必要はないと思う。
だが、民主主義国家の樹立を大義名分に国際法に違反してまで
アメリカはイラクに介入し、いまだに戦争状態を続けているのであり、
いくら私企業のビジネスとはいえ、アメリカを代表する大企業が
言論を抑圧する目的とわかっていてシステム構築ビジネスを
請け負うというのは、どうもすっきりしない。
中国という巨大マーケットの前には、表現の自由というアメリカが
最も重視する価値観すらも後退してしまうのだろうか。
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by yokopw | 2006-03-13 00:29 | communication  

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